「ようこそ!ラクーン市のランドマークへ」
ラクーンシティ観光の目玉といえば、市民の誇りであり歴史を背負った建造物――ラクーン市警察署です。大理石のホール、荘厳な女神像、迷路のような回廊。まるで美術館のようなその姿は、一歩足を踏み入れるだけで特別な体験を約束してくれるでしょう。
今回はラクーン警察署について解説して行こう。
…ただし、ご来館の際は“非常用ハーブ”をお忘れなく。
ラクーンシティのランドマークである警察署に足を踏み入れると、まず目に飛び込んでくるのがこの「メインホール」。
大理石調の床、吹き抜けの天井、そして中央に配置された大きな女神像――まるでヨーロッパの美術館に迷い込んだかのような荘厳な雰囲気を漂わせています。
「警察署」というより「市の迎賓館」と呼んだ方がしっくりくるほど、重厚な内装は観光客にも人気(※ここにはゾンビはいませんのでご安心を)。
そして、なんとホールから2階に上がる手段が非常階段しかないという不思議な作りとなっているのも見所の1つ。エレベーターすらもこの警察署には存在しません。
観光名所のシンボルとも言える大理石の女神像。堂々とした姿は訪れる人を圧倒します。普通なら記念撮影スポットですが、この像には「秘密の仕掛け」があるとかないとか…。
観光案内所…ではなく、署員用の業務カウンター。ここでの“サービス”は市民への相談窓口というより、プレイヤーにとってのセーブポイントや回復の合間にホッと一息つける安らぎの場所。
⚠️注意点
メインホールから西へ進むと、まず辿り着くのが「西側受付部屋」。
ここは職員が来訪者や事務処理を行うために利用していたオフィス(多分)で、実際の観光目線で言えば「裏口感のある小部屋」。メインホールの華やかさに比べると地味ですが、独特の生活感が漂っています。
つまり、美術館の顔であるホールに対して、この部屋は「スタッフの休憩所に近いリアルな日常空間」です。
「No smoking」と書かれている通り、この部屋では禁煙ですので、我慢できないどうしようもない方は喫煙所をご利用ください。🚭
1階の西側廊下を進み、受付部屋からさらに少し足を伸ばした先に位置するのが「作戦会議室」です。
ここは、かつて警察署の幹部やSWAT部隊が“非常時対応”のため集まった場所とされており、建物全体の“緊急対応ハブ”として機能していました。観光的に言えば、建物の“裏側”ではなく“中核”を見せてくれる部屋です。
壁には地図や戦術用資料が貼られており、「どこで何が起こったか、何をすべきか」が可視化されていたことが伺えます。観光的には「過去の緊急対応の痕跡を見ることができますよ」と紹介できます。
飲料の自動販売機やモニター、ホワイトボードなどが置かれており、長時間この場所で作戦会議が行われていた場合もあったと推測されます。
この部屋は「安心の居場所」ではなく「非常時の作戦室」。長居すると、「次のミーティングが始まるぞ」という空気に飲まれてしまうかもしれません。観光ペースはほどほどがベストです。
裏には暖炉があり、そこには気色悪い絵画が飾られているので一見の価値ありです。
東側オフィスは、ホールから少し分かれた1階東側の業務エリア。鮮やかな青色の扉が特徴的。
ここは、署内で比較的“静かな執務空間”として使われていた場所で、観光的には「普段はスタッフが事務をしていた裏側の部屋を覗くような体験」ができます。
⚠️注意点
この部屋はかつて“質疑・取調”を行う専用室として設けられていた空間です。観光目線で言えば「警察署の裏側に位置する“真剣勝負の場”」とも言え、表の受付や会議室とは少し趣が異なります。
表の華やかさ・余裕とは対照的に、取調室には “緊張” と “秘密めいた雰囲気” が漂っています。
建物の1階、受付やメインホールから少し奥へ進んだあたりには「西側オフィス」があります。観光ガイド風に言えば「華やかなロビーや会議室の横で、実務の痕跡が色濃く残る“裏舞台”」です。
例えば、デスクに置かれたファイル、名札、散乱した書類など、警察署らしい“働いていた気配”が感じられます。
ただし、建物の趣旨を鑑みれば「安心・安全なオフィス空間」というより「非常時対応も視野に入れられたオフィス」であったことも忘れてはいけません。
⚠️注意点
この西側オフィスは、警察署という舞台の“暮らしの裏側”を映し出す鏡のような存在です。花や装飾のあるロビーでは味わえない、机と書類と静寂の中にこそ、かつての緊張と決断の時間が刻まれています。観光客であるあなたがこの椅子に座るとき、ぜひ“平時の顔”と“非常時の顔”の交差点を感じてみてください。
報道関係者との会見や声明発表など“公式アナウンス”が行われていた「プレスルーム」です。
⚠️注意点
このオフィスは、S.T.A.R.S.(Special Tactics And Rescue Service)隊員が集い、書類を整理し、無線で通報を受け、武器や装備を保管していた部屋です。
建物内でも「隊員たちの“裏方”スペース」と言える場所で、観光的には「ヒーローたちが準備を重ねていた部屋を覗き見する体験」として非常に興味深いスポットです。
この「図書室」は、署員が自由に利用できる書籍が整然と保管されていた静かな空間です。
観光的には「静かなる知の館」…と言いたいところですが、この建物ですから“静けさの裏に緊張”も少し含まれています。
ここまで書籍が置かれていながら、ファイルを一冊も入手できないという不可思議な場所でもあります。
この美術室は、“展示・収蔵スペース”の名残を感じさせる部屋です。
観光的に言えば、「警察署の中のちょっと異質なギャラリーゾーン」でもあり、重厚な警察署装飾の中に“芸術品”が静かに佇んでいるというギャップが魅力です。
ただし「観光」のつもりで入ると、そこには謎解き要素や“何かが起こるかもしれない”という雰囲気もあります。
天井からモンスターがゲスト出演してくる可能性もあるので用心しましょう。
この署長室は、R.P.D.(ラクーン市警察署)のトップ、ブライアン・アイアンズ署長の専用執務室です。
「警察署という舞台の“指揮センター”」でありながら、普通の指令室ではない“奇妙な個人の領域”としての趣も強い部屋です。
訪問者としてここを歩くと、ただの警察署ではなく、“権力と秘密”が交錯する空間を垣間見ることができます。
⚠️注意点
市の警察車両が保管されていたエリア「地下駐車場」です。
観光的には「建物の“見えにくい”裏側を体感できるスポット」で、静かなオフィスや装飾ホールとは一味違う“地下”の雰囲気があります。
ただし、“普通の駐車場ツアー”とは異なり、探検感と緊張感も併せ持つエリアです。
⚠️注意点
地下には警察犬を管理していた「犬舎」があります。
観光視点で言えば、「警察署の裏側に位置する“静かで少し薄暗い”動物管理区画」であり、建物の他の華やかな部屋とは一線を画す、やや物騒な雰囲気のある場所です。
⚠️注意点
かつて遺体保管・解剖が行われていた「検死室」です。
大量の検死体が置かれており、今すぐに起き上がって来そうな気味な雰囲気が漂っています。
⚠️注意点
ラクーン市警察署――。
表向きは市民を守る拠点でありながら、その内部には迷宮のような通路、美術館さながらの展示、そして不気味な沈黙が広がっています。
観光名所として案内するには少々“クセ”が強すぎるかもしれませんが、だからこそ他にはない体験を与えてくれる唯一無二の建物です。
もしも実際に訪れることができたなら、美しい女神像を前に写真を撮り、署長室の椅子に腰掛け、図書室で静かな時間を過ごすのもいいでしょう。
ただし――廊下の影や窓際から伸びる“歓迎”にはくれぐれもご注意を。
観光ガイドの著者として最後に一言。
「ラクーン市警察署は、あなたを魅了し、そして試す場所です。ここを歩いた後、きっとあなたの旅の記憶には“ただの観光では味わえないスリル”が刻まれることでしょう。」