スーパードンキーコングの世界でひときわ異彩を放つキャラクター、それがクランキーコングだ。
彼はゲームの進行には直接絡まないけど、じつはかなり重要な存在。
元祖「ドンキーコング」本人であり、現在は隠居生活を送るおじいちゃんゴリラだ。ただし、ただの老ゴリラだと思ったら大間違い!彼の話を聞いておくと、攻略がグッと楽になることもあるぞ。
キャラクター像
特徴
どっからが髪で、どっからが髭なのか分からないくらいに長く伸びた白い髪が特徴的なじいちゃんゴリラ。学者のような小さなメガネをかけ、杖をついている。
実はアーケード版『ドンキーコング』でマリオと戦ったドンキーコングとは彼のことであり、今作の主人公であるドンキーコングは二代目であり(今作の中では)、孫に当たる。
彼の息子である『ドンキーコングJr.』は今作では未登場。
要するに昔は今作のドンキーのように屈強でめちゃくちゃ強かったってこと。この世代交代要素は中々にアツいし、孫の代でマリオの仲間になるのもまた良い。(マリオって何歳なん……..?)
『クランキーコングの小屋』に居を構えており、各エリアに1つずつ設置されている。訪問すると、色々なエピソードやアドバイスをくれるので意外にも重要な人物と言える。
ゲーム冒頭で蓄音機を回すクランキーコングの姿は非常に印象的。
そして、この後孫のドンキーが登場し、蹴り飛ばされるシーンは何度見ても笑いがこみ上げてくる。
アドバイザー的な存在
クランキーの小屋では、彼から攻略のヒントをもらえる。例えば、「あの木と木の間には何があるぞ〜?」ってな感じで、ボーナスステージの存在を示唆してくれたりする。
セリフのバリエーションが豊富で、小屋を訪れる度に違うアドバイスが聞けるため、何度も訪れる価値あり。
けど、ただヒントをくれるだけじゃない。プレイヤーをいじるのも忘れない。「お前はまだまだだな」とか「こんな簡単なステージで苦労するなんて情けない」とか、ディスりまくり!だけど、その毒舌がクセになるのも事実。
その上、杖でドンキーの頭をガツガツと叩く姿もまた面白い。
「若い頃の武勇伝」を語るスタイル
クランキーいわく、自分こそが「真の冒険者」であり、今のドンキーやディディーの活躍なんておままごとレベルらしい。
いやいや、「そこまで言うなら自分で冒険しろよ」って思うけど、実際、若い頃は樽投げでマリオを散々苦しめた伝説があるから、まあ一理ある。マリオと言えば、とにかく強い最強の土管工ですからね。
実は奥さんがいる
実は彼には妻がいたりする。その事実が発覚するのはスーパードンキーコング2だ。
2に登場する学校の先生リンクリーコングが彼の妻であり、多くのプレイヤーに衝撃を与えた。
詳細は後々「2」の項目で語るとしよう…。
性格
自慢屋だけど本物の実力者
クランキーはしょっちゅう自分の若い頃の冒険話を持ち出して「俺はすごかったんだぞ!」と主張する。
これだけ聞くとただの自慢屋に思えるけど、実際には元祖ドンキーコングとして伝説的な活躍をしていたのも事実。
彼の過去を知ると、「ああ、だからこんなに偉そうなんだな」って納得しちゃう。
ちょっと優しいツンデレじいさん
クランキーは毒舌ばっかり言ってるけど、よくよく見ると若い世代のことを気にかけてるのが分かる。
ヒントをくれるのもそうだし、口では「お前らじゃ無理だ」って言いながらも、ちゃんとサポートしてくれる。
「本当は応援してるけど素直に言えない」っていう、いわゆるツンデレ気質なんだよな。