PR

【スーパーマリオブラザーズ】業界に革命をもたらした横スクロールアクションの原典|斬新だったゲームシステムを徹底解説

この記事は約9分で読めます。

1985年9月、任天堂からファミリーコンピュータ用ソフトとして『スーパーマリオブラザーズ』が発売された。

家庭用ゲーム機としては珍しい横スクロール型のアクションゲームで、発売から40年近く経った今も世界中で愛されています。ファミコン版だけでなく北米NES版やアーケード版などさまざまな形で販売され、累計販売本数は5800万本以上とされるほどの大ヒット。

ゲームの目的は、マリオを操作してキノコ王国を占拠したクッパを倒し、ピーチ姫を救出すること。

本記事ではライトユーザーやシリーズ未経験者にも分かりやすいよう、1985年発売の『スーパーマリオブラザーズ』のゲームシステムを徹底的に紹介して行こうと思う。

スポンサーリンク

ゲームの基本

目的とプレイスタイル

プレイヤーの目標は、各ステージで敵や障害物を避けながら制限時間内にゴールの旗にたどり着くこと。各ワールドの4面目だけはボスであるクッパを倒すことが条件となる。

2人プレイ時は1人目がマリオ、2人目がルイージとなり、プレイヤーがミスをすると交代する交互プレイ方式が採用されている。協力プレイではなくお互いに別の場面を進む形式のため、相手を妨げたり手助けする要素はない。

本作の大きな特徴は、それまでの画面固定型アクションと異なりシリーズで初めて「横スクロールアクション」を導入した点である。

マリオやルイージを右方向に進めると画面も右へスクロールし、通過した場所は左側に消えて行く。後戻りはできない一方通行のステージ構成となっており、このシステムは後発の多くのゲームに大きな影響を与えた。

操作方法とアクション

操作はシンプルで、十字キーで左右に移動AボタンでジャンプBボタンでダッシュを行う。Bボタンを押しながら移動すると「Bダッシュ」と呼ばれる走りになり、1マス幅の隙間を飛び越えたり遠くへジャンプすることが可能。

ダッシュ中は慣性が働くため、ボタンを離してもすぐには止まらず滑り続ける。またスーパーマリオやファイアマリオ時は十字キー下でしゃがむことができ、ダッシュしながらしゃがんで滑り込むことで1マスの隙間に入り込む裏技のようなアクションも楽しめる。

ジャンプはAボタンの押し方で高さが変わり、空中での十字キー操作によって軌道や着地点を微調整が可能。

走りながらジャンプすれば遠くに飛ぶことも可能で、空中に浮かぶブロックに頭をぶつけてアイテムを出したり、敵を踏みつけたりするのが基本攻撃となった。

海中ステージではAボタンを連打しないとキャラクターが沈んでいくため、泳ぐ感覚で浮き沈みを調整する必要があるなど、ステージによって操作感覚が変わるのも魅力。

敵への攻撃方法

敵への主な攻撃方法は基本的にジャンプで踏みつけること。クリボーは一度踏むだけで倒せるが、ノコノコやメットは踏みつけると甲羅の中に閉じこもり、さらに触れると甲羅を蹴飛ばして前方に転がすことができる。

転がった甲羅が他の敵にぶつかれば連続で敵を倒せるため高得点が狙える。敵や甲羅を連続で踏みつけると得点がどんどん増え、最高得点の8000点の次からは1UP(残り人数が1人増える)が貰える。

攻撃には相手によって適した方法があり、トゲの付いた敵や水中の敵など踏むとダメージを受ける種類も存在する。ブロックの上にいる敵は下からブロックを叩くことで倒せるので、状況に応じて攻撃方法を使い分けると良い。

敵や自分が蹴った甲羅に横や下から当たるとダメージを受け、チビマリオの状態では即ミスとなる。スーパーマリオやファイアマリオの場合はチビマリオに戻るが、穴に落ちたり制限時間がゼロになると一撃死してしまう。

残り人数(ライフ)は3から始まり、すべて失うとゲームオーバー。しかしゲームオーバー後のタイトル画面でAボタンを押しながらスタートすると、ゲームオーバーになったワールドの最初からやり直すコンティニュー機能が隠されている

スポンサーリンク

ステージ構成とワールドの特徴

ワールドとステージの種類

ゲームは8つのワールドから構成され、各ワールドには1〜4までのコース(エリア)が用意されている。コースのバリエーションは豊富で、地上・地下・アスレチック・吊り橋・海中・城といった種類がある。

地上ステージは基本的な構造で障害物が少なく、ジャンプで敵をかわしながら進む。地下ステージは天井が低く通路が狭いため、しゃがんで通過したり敵と対峙することが多いのが特徴。

アスレチックステージは足場の数や高さが大きく変化し、敵は少ないものの落下事故が起きやすいステージ。吊り橋ステージでは橋の下からプクプクという魚が飛び跳ね、上空も飛び交うのでタイミング良くジャンプして避ける必要がある。

海中ステージは走ったりジャンプする代わりに泳いで進み、敵を踏みつけて倒すことができない特殊な操作感覚が魅力。

各ワールドの最後に用意された城ステージは難易度が高く、炎を放つファイアバーや無限ループなどの仕掛けがあり、アクションの腕前が試される。

ゴール方法と時間制限

ステージ1〜3のゴールはポールに触れること。ポールの高い位置につかまるほどボーナス点が高くなる。4エリア目は奥で待ち構えるクッパを倒すことでクリアとなり、次のワールドへ進む。

なおステージ中には時間制限が設定されており、開始と同時にTIMEがカウントダウンを始める。設定されているTIMEは400または300で、実際の秒より速い0.4秒ペースで減って行く。

TIMEが100未満になると警告音と共にBGMが早くなり、緊迫感が増す演出が特徴。エリア1〜3の残りTIMEはクリア時に得点として加算される。

ファミコン公式サイトによると、各エリアは先頭からスタートし、マリオがコースの半分ほど進んでいる場合は敵にやられても中間地点から再スタートできる仕組みになっている。ただし、最後の城ステージでは入り口から再開になる。

ワープゾーンと周回プレイ

ステージ1-2と4-2には「ワープゾーン」と呼ばれる隠しエリアがあり、特定の土管に入ることで後のワールドへ一気に飛び級できる。

1-2では2-1、3-1、4-1の中から行きたいワールドを選び、4-2では5-1や6-1〜8-1のいずれかへワープすることができる。

この仕組みを利用すれば序盤から後半ステージに挑戦できるため、短時間でエンディングを見たいプレイヤーには便利な裏技と言える。

ゲームを1周クリアするとタイトル画面から好きなワールドを選んでスタートできるようになり、「ハードモード」では敵の種類が変わったりリフトが短くなるなど全体の難易度が上がる。何度も繰り返し遊べる設計が当時から評価されていた。

スポンサーリンク

アイテムとブロック

パワーアップアイテム

アイテムはマリオの能力を変化させる重要な要素である。ゲーム開始時のマリオはチビマリオとも呼ばれ、敵に当たると即ミスとなるが、スーパーキノコを取るとスーパーマリオに変身し、体が大きくなり一度のダメージではミスにならずレンガブロックを壊せるようになる。

さらに、スーパーマリオの状態でスーパーキノコが入ったブロックを叩くとファイアフラワーが現れ、取ることでファイアマリオとなりBボタンで火の玉を投げて敵を攻撃できるようになる。

1UPキノコは緑と黄色の模様のキノコで、取ると残り人数が1人増える。ブロックを叩いて出現する他、空中の隠しブロックから出ることもあり、出現条件がプレイヤーの行動によって変化する場所もある。

スーパースターは光る星の形をしたアイテムで、取ると一定時間無敵になり、触れるだけで敵を倒せる。ただし穴に落ちたりタイムアップになるとミスになり、敵を踏みつけてジャンプ反動を利用する行動が取れなくなるため注意が必要。

コインは100枚集めるごとにライフが1つ増えるほか、1枚取るごとに200点が加算される。公式説明書でもコイン100枚でマリオが1人増えることが紹介されており 、隠しボーナスステージでコインを大量に入手できる箇所もある。

ブロックの種類

マリオの冒険ではさまざまなブロックが登場する。ハテナブロックは黄色い「?」マークのブロックで、叩くとコイン1枚やパワーアップアイテムが出現し、中身がなくなると茶色いカラブロックに変化する。

レンガブロックはスーパーマリオやファイアマリオの状態で叩くと壊すことができ、敵が上に乗っている場合は下から叩いて倒すことも可能。

連続コインブロック(10カウントコインブロック)は叩き続けることで一定時間コインが出続けるタイプのブロックで、壊すことはできない。

硬いブロックはゴール前の階段などに配置され、大きい状態でも壊せないので足場に使うだけにとどまる。

隠しブロックは何もない空間にジャンプして頭を当てると突然現れ、コインや1UPキノコが出て来たりする。

場所によっては出現条件が異なるため、探す楽しみがある。ブロックや背景は物語と関連付けられており、キノコ王国の住民がクッパの魔法でレンガなどに姿を変えられているという設定が説明書で語られている。

土管やリフトなどの仕掛け

ステージ内にはブロック以外にも多様な仕掛けがある。土管は地面やブロックから突き出ており、中には下ボタンで入れるもの、パックンフラワーが出てくるもの、別ワールドへワープできるものなど種類が豊富。

地下や海中の横向きの土管から入ると地上に戻れたり、ステージ開始時の演出として自動的に横向きの土管に入るシーンもある。

豆の木(つる)は特定のレンガブロックを叩くと伸びてくる仕掛けで、つかまって上方向へ登ると雲の上のボーナスステージやワープゾーンに行くことができる。雲上のボーナスステージでは落下してもミスにならないので安心してコインを集められる。

リフトは横長の足場で上下や左右に往復するタイプや、上から下へ連なって流れるタイプ、乗ると落下するタイプなどがあり 、2つのリフトが滑車で吊るされた「天秤リフト」は、乗った側が重みで下がり続け、乗り続けると綱が切れて両方落ちてしまう特殊な仕掛けになっている。

ジャンプ台(バネ付きの台)は乗ると自動でジャンプし、タイミング良くAボタンを押すと通常より高く跳べるため、高所のブロックに届いたり壁を越える際に活用する。

こうした多彩な仕掛けが、単調になりがちな横スクロールアクションにバリエーションを与えている。

スポンサーリンク

得点システムとライフ

得点システムはシンプルながらやり込み要素が詰まっている。敵を倒したりコインを取ると得点が加算され、連続で敵を踏むと得点が倍々に増えて行く。

コインは1枚につき200点で、100枚集めるとライフが1人増える。

ステージをクリアする際、残りタイムが得点として加算されるため 、スピードを意識して攻略すると高得点が狙える。またゴール時に旗のポールの高い位置につかまるほどボーナス点が高くなる仕組みもあり 、プレイのちょっとした工夫がスコアに表れるよう設計されている。こうしたシステムが、単なるクリアだけでなくハイスコアを目指すモチベーションを生み出した。

ライフ(残り人数)はゲーム開始時に3で、ミスをすると1つ減ってしまう。1UPキノコや連続コンボ、コイン100枚集めなどで増やすことができ、最大128までカウントされるが、特殊な技「無限1UP」を使いすぎるとオーバーフローしてフリーズするという裏話もある。(筆者は起きたことない)

ゲームオーバー後も隠しコマンドで続きから再開できるコンティニュー機能があり 、初心者でもあきらめずに挑戦できる作りになっている。

スポンサーリンク

あとがき

1985年に発売された『スーパーマリオブラザーズ』は、誰でも遊べるシンプルな操作と、奥深いステージ構成やアイテム、敵キャラクターの仕組みが絶妙に融合した作品である。

横スクロールアクションという革新的なシステムは当時のゲーム業界に大きな衝撃を与え、その後のアクションゲームの基礎を築いた

ジャンプひとつで敵を倒す爽快感や、隠しアイテムやワープゾーンを探すワクワク感、ハイスコアを目指すやり込み要素は、現代の作品にも引き継がれる魅力がある。

初代『スーパーマリオブラザーズ』は今なおNintendo Switchなどで遊ぶことができるので、当時の興奮を味わいたい方やこれから初めて触れる方はぜひプレイしてみて欲しい。

今改めて遊んでみると中々に難しいんだけど、シンプルなゲームシステムの中に詰まった数々の仕掛けやアイデアは、今遊んでもきっと新鮮な驚きを与えてくれるはずだ。

タイトルとURLをコピーしました