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【バイオハザード】バリー・バートンとは何者か?|初代からリベレーションズ2までの軌跡

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『バリー・バートン』とは?

バイオハザード』シリーズには数多くの英雄や悪役が登場しますが、その中でもひときわ人間味あふれる存在がバリー・バートンである。

S.T.A.R.S.隊員として洋館事件を生き延び、ラクーンシティ崩壊の裏で仲間を救い、そして時を経て父として再び戦場に戻った男である。

彼は決して完璧なヒーローではない。迷い、後悔し、それでも「守るべきもの」のために引き金を引いてきた人物である。

本記事では、初代『バイオハザード』から『リベレーションズ2』までのバリー・バートンの歩みを振り返りながら、その人物像とシリーズ内での役割を分かりやすく解説していく。

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S.T.A.R.S.の頼れる“おじさん”

バリー・バートンは、初代『バイオハザード』から登場するS.T.A.R.S.隊員で、渋い髭面がトレードマークの頼れる“おじさん”キャラである。

元SWAT出身でクリス・レッドフィールドとは古くからの親友であり、S.T.A.R.S.ではバックアップマン(後方支援役)を担当していた。

体格を活かして44口径マグナムなど大型火器を自在に扱う射撃の名手で、よく愛用する銃はカスタムしたサムライエッジコルトパイソンといった大口径ハンドガン。実は相当な銃マニアで、自宅や職場の机にもモデルガンをずらりと並べていたほどの銃好きでもある。

プライベートでは妻と二人の娘を持つ良き家庭人であり 、仲間思いで面倒見が良い性格。そのためS.T.A.R.S.の若いメンバーからも信頼が厚く、ジル・バレンタインやクリスにとって頼れる兄貴分的存在であった。そんなバリーだが、家族を大事に思うあまり、後述する洋館事件では苦悩することになる。

コウ
コウ

バリーは初代バイオではロケラン除いて最強武器のマグナムを携帯してるため、それを含めて最強感がヤバかった。

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洋館事件とジル・バレンタイン(バイオハザード1)

シリーズ最初の事件「洋館事件」(初代『バイオハザード』の舞台)では、バリーはジル・バレンタインと行動を共にした。

ジル編シナリオではゲーム開始から最後まで彼女のパートナーを務め、弾薬を手渡したり共に戦ったりと、バックアップマンとして頼もしくサポートしてくれる。

しかしその裏で、バリーはある葛藤を抱えていた。実は隊長のアルバート・ウェスカーから「妻と娘の命が惜しければ言うとおりにしろ」と脅迫されており、家族を人質に取られていた(実際にはウェスカーのハッタリ)ため 、内心ではジルを裏切り暗殺する機会を窺っていたのだ。

ゲーム中でも、バリーの挙動にはどこか怪しい場面がある。しかし物語終盤、ジルとウェスカーの対峙の場面でバリーは偶然会話を立ち聞きし、家族が人質に取られたという話がウェスカーの嘘だったことを知る。

愛する家族は無事だったと分かったバリーは遂に決心し、反逆。そしてジルやクリスと和解し、最後は洋館から共に脱出に成功する。脱出ヘリの中では、バリーが愛用のパイソン(マグナム)を点検する渋い姿も描かれた。

こうして命からがら生還したバリーだが、裏切りかけた罪悪感から仲間に深く詫び、皆も事情を理解して彼を責めなかった。何よりジルは終始バリーを信頼し、途中で彼に銃を返すかどうかの選択肢では彼を信じ抜いたため、バリーもそれに応える形で最後までジルを守り抜いた(リメイク版ではこの選択でバリーの生死が決まる )。

バリーにとってジルは自分を許し救ってくれた恩人でもあり、以後強い友情で結ばれることになる。

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家族への思いとラクーンシティでの決断

洋館事件後、真っ先にバリーがしたことは家族の安全確認だった。事件から生還した彼は、幸い無事だった妻と娘たちをすぐさまラクーンシティからカナダへ疎開(亡命)させる。

これはアンブレラ社の報復などから愛する家族を守るための措置で、バリーの家族思いな一面が表れている。その後バリー自身も一時ラクーンシティを離れ、家族の新生活を支えた。

しかし1998年9月、ラクーンシティで生物災害(バイオハザード)が発生し街が地獄と化すと、バリーはある決断を下す。それは、「自分だけ安全な場所にいて仲間を見殺しにはできない」という想いから、再び危険なラクーンシティへ舞い戻ることだった。

洋館事件で一度は仲間を裏切りかけた自責の念もあり、彼は贖罪のつもりで命懸けの救出に向かったのである。

ラクーンシティではジル・バレンタインがアンブレラの特殊部隊U.B.C.S.隊員カルロス・オリヴェイラと協力し、生き残りを懸けて奮闘していた。バリーは脱出寸前のジルたちの元にヘリで駆けつけ、浄化作戦(爆撃)直前の街から2人を救出することに成功する。

この劇的な救出劇は『バイオハザード3』のエンディングで描かれる一つの結末であり、バリーは見事に恩人ジルの危機に報いる形となった。かつて自分が犯した裏切りを仲間への献身で帳消しにする、まさにバリーらしい熱い行動である。

ロバート・ケンド

ちなみに、元S.T.A.R.S.隊員でバリーの友人でもあったラクーンシティ銃砲店店主ロバート・ケンドもこの事件で犠牲となりましたが、その際バリーは彼の腕時計を形見として受け取っています 。細かな設定ですが、親友の無念を胸にバリーが戦っていたことが窺えます。

コウ
コウ

当時、父親がプレイしているのを観てて、筆者は「誰が助けに来たの?!」って疑問に持ってたんだけど、父親が「これはバリーだ!!間違いない」って叫んで、「ええええっ!」ってなって二人で興奮したのを覚えてる(笑)

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シリーズから姿を消したバリー、その後…

ラクーンシティ壊滅後、バリーはしばらく表舞台から姿を消す。家族と共にカナダへ移り住んだ彼は、アンブレラ社打倒に向け水面下で活動するクリスやジルを陰ながら支えつつ、自身は直接戦いに参加しない“普通の父親”の生活を選んだとも言われる(公式に明確な描写はないが、家族を守るため一線を退いていた可能性が高い)。

そのため本編シリーズでは長らくバリーの登場は途絶え、ファンからは「今頃バリーは何をしているのか?」と気にされる存在となっていた。

ただし外伝的な作品やミニゲームには、バリーが顔を出すこともあります。例えばガンシューティングゲーム『ガンサバイバー2 CODE:Veronica』では操作キャラとして選べるモードが用意されていたり(※ストーリー上は登場しないため完全なお遊び要素)、『バイオハザード5』の「マーセナリーズ」リユニオンモードではプレイアブルキャラとしてレベッカ・チェンバースと共に久々に参戦を果たした。

この時はS.T.A.R.S.時代のコスチュームに身を包み、得意のマグナムとパワフルな近接攻撃で暴れ回れるファンサービス的な出演であった。

コウ
コウ

マーセでは相変わらず愛銃のマグナムをメインウェポンとして装備し、体術でマジニを一撃で倒せるくらいに強かったのが印象深い。

また、シリーズのストーリーを振り返るリメイク・派生作品でもバリーの扱いは様々。Wii用の『アンブレラ・クロニクルズ』では洋館事件がクリスとジルが常に行動を共にする展開に改変されたため、バリー自体が登場しないという少し悲しい扱いになっていた (この点はバリーファンから残念がる声もある)。

一方、ゲームボーイ用外伝『バイオハザード GAIDEN』ではレオン・S・ケネディと共に主役級で登場するが、こちらは時系列的にも内容的にも黒歴史的な非正史扱いとなっており、現在の公式ストーリーには含まれていない、、、

このように長らく本編には関わっていなかったバリーですが、ファンの間での人気は根強く、「いつか再登場してほしいキャラNo.1」とも言われていた。そしてついに2015年、『リベレーションズ2』にて満を持して物語の中心にカムバックを果たす。

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再登場:『バイオハザード リベレーションズ2』と娘モイラ

約17年ぶりの本格復帰となった『バイオハザード リベレーションズ2』では、バリー・バートンがついに主人公の一人に抜擢された。この時バリーは51歳。さすがに全盛期は過ぎているが、老いてなお渋いタフガイぶりは健在で、高い射撃技術も衰えていなかった。

彼は対バイオテロ部隊BSAAのアドバイザーという肩書きを得ており、突然行方不明になった娘モイラ・バートンを捜すため、たった一人で消息情報のあった孤島「ザイン島」へ向かう。

愛娘のためなら単身でも危地に飛び込むこの行動力…やはりバリーはすごい“お父さん”であった。

島に上陸したバリーは、謎の幼い少女ナタリア・コルダと出会い、行動を共にすることになる。道中ナタリアとの会話から、この島で暗躍する黒幕がウェスカーに関係する人物らしいと知りバリーは驚愕する。

その人物とはかつてウェスカー計画でアルバートと共に生き残ったアレックス・ウェスカーという女性科学者であった。アレックスは不死の肉体を求める実験の末に怪物化してしまい、自分の精神を幼いナタリアに移そうと企んでいたのである。

娘のモイラ・バートン

一方その頃、娘モイラはというと……彼女は島で起きたバイオテロ事件に巻き込まれ、クレア・レッドフィールド(クリスの妹)らと共に半年もの間行方不明になっていた。

実はモイラは幼い頃に誤って妹ポリーを父の銃で撃ってしまう事故を起こした過去があり(幸いかすり傷程度だったが)、それを知ったバリーが激しく怒鳴ってしまったことで親子仲が最悪に険悪になっていた。

父の期待に反発したモイラは「銃なんて大嫌い!」となり、バリーも娘の反抗にどう接していいか分からず長年確執が続いていた。しかし心の底ではモイラも父を慕っており、BSAAを辞めて民間団体テラセイブに入ったのも「強い女性であるクレアに憧れて」という理由の裏に、どこか父親に認められたい気持ちがあったのかもしれない。

島での探索中、バリーはモイラの生存を信じナタリアと共にアレックスの施設へ乗り込む。しかし怪物アレックスとの戦闘でナタリアが捕まって絶体絶命となった瞬間、遠くから銃声が轟きアレックスが怯む。

なんと現れたのは生きていたモイラであった!モイラは父への恐怖とトラウマから銃を拒絶していたが、半年間の過酷なサバイバルを経て遂に自分の殻を破り、銃を手に取って父を助けに来てくれたのである。

再会の際、バリーが「半年も待たせてしまった…まったくサイアクだな!(口癖)」と声をかけ、モイラが「ホント、サイアク…!」と泣き笑いで応えるシーンは、不器用だった父娘が心から和解した象徴的な名場面であった。

その後バリーは駆け付けたクレアとも合流し、3人がかりで因縁のアレックス・ウェスカーを撃破する。長い戦いの末、バリーは無事にモイラとナタリアという大切な“娘”たちを救い出し、ヘリで島から脱出することに成功した。

エンディングでは自宅で末娘ポリーも含め家族全員が無事再会する心温まる姿が描かれ、バリーにとって最高の結末となった。

コウ
コウ

本当にリベレ2のバリーはカッコ良すぎるので、ゲーム内容に賛否はあるけど個人的にはかなりオススメです!

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変わらない魅力と仲間思いのキャラクター

こうしてシリーズを通して活躍したバリー・バートンだが、その一貫したキャラクターの魅力は特筆に値する。

本人は基本的に主役より一歩引いた渋い脇役ポジションが多いものの、いざという時に頼りになる戦闘力と、仲間や家族を思いやる人間味で多くのファンに愛されて来た。

家族のために苦悩し仲間を裏切りかけた弱さも含め、人間臭いドラマを背負っている点がバリーの魅力でもある。その後悔を償うために命懸けでジルを助けに戻ったエピソードなどは、まさに彼の 「漢気」 を象徴する名シーンだろう。

また、シリーズ随所で見せるユーモラスな言動もバリーならではです。初代では「ジル、お前はマスター・オブ・アンロッキングだ」などという微妙にズレた褒め言葉でジルをポカンとさせたり、危うく圧死しかけたジルに「もう少しでジルのサンドイッチになるところだったな!」と冗談を飛ばす場面もあった。

💬いずれも彼なりの気遣いだがファンの間では伝説の迷言として語り継がれている…!

『リベレーションズ2』でもゾンビ犬に襲われた際に「サイアクだ…」とぼやくのが口癖になるなど、渋い中にもコミカルさを忘れないキャラ付けがなされている。

総じてバリー・バートンは、「家族と仲間を守るためなら自分が傷つくことも厭わない」という熱い信念を持った人物である。そのブレない人間性はシリーズを通して一貫しており、ヒゲと赤いベストの似合う頼れるオヤジ像として確立されている。

長年表舞台から離れてもファンの人気が衰えなかったのも納得で、満を持して主人公に抜擢された『リベレーションズ2』での活躍は、多くのプレイヤーを喜ばせた。

今後本編シリーズで再登場するかは不明だが、“家族想いのガンマン”バリー・バートンはバイオハザードの歴史に欠かせない魅力的なキャラクターとして、これからも語り継がれていくことだろう。

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