署長の手記

9月23日
もうお仕舞いだ。アンブレラの奴等は私の街をメチャクチャにしやがった!
じきに街はゾンビだらけになる。私だって感染しているかも分からない。
こうなったら街の人間は、一人残らずブッ殺してやる!!
9月24日
署の内部を混乱させる事に成功した。外部からの支援が来る心配もない。これだけ警察の対応が遅れれば、街の連中の脱出も絶望的だ。
署内部からの脱出路も既に断ってある。下のフロアでは、生き残りの連中が必死で脱出計画を練っているようだが、誰一人としてここからは出さない。
9月26日
まだ署内で抵抗を続けている奴等がいたので、そろそろ狩ってやる事にする。エドワードの奴、私がいきなり後ろから心臓を撃ち抜いてやったら、転げ回った挙げ句、目を丸くして死んでいった!!
市長の令嬢はまだ生きているだろうか?ちょっとした狩りを楽しもうと逃してやったのだが…
あの美しい体はぜひ剥製にしてじっくり眺めたい。
考察
計画性と裏工作
このファイルにより、警察署内での事態の悪化がアイアンズの保身による仕業によるものだと発覚。
「署内に混乱を広げた」「援助を遮断した」という記述から、単なるパニック状態ではなく、意図的に秩序を崩し、生存者を追い詰める構図が描かれており、アイアンズの異常性をより深めている。
警察署長という安全を象徴する人物が“敵”や“崩壊者”になることで、「どこにも安全な場所はない」という世界観を強める。
この手記は「パニック」から「意図された陰謀/人間の腐敗」へと物語のトーンをシフトさせる役割を果たしている。
モンスターとの戦いから“人間同士”の戦いへ
ゾンビという外部の脅威だけではなく、署長という“人間”自身が主体となる脅威となっている。
つまり、プレイヤーが直面するべき敵が単なる怪物ではなく内部の人間でもあるというテーマ。



























