『メタルギアソリッド』をやり込んだプレイヤーにとって、クリア後に表示される「称号(コードネーム)」は、単なるリザルト以上の意味を持ちます。中でも「BIG BOSS」や「FOX」は、本作における最高峰の称号として知られており、到達できたかどうかでプレイヤーの腕前がはっきりと分かれる存在である。
しかし、この2つの称号は条件が非常に厳しく、少しのミスや認識違いによって簡単に取り逃してしまう。
発見回数、撃破数、アイテム使用、コンティニューの有無、そしてクリア時間。どれか一つでも条件を超えた瞬間、その周回での取得は不可能になる。
そのため「条件は満たしたはずなのに称号が違った」という経験をした人も少なくない。筆者もその中の1人だ笑)
本記事では、『メタルギアソリッド1』における「BIG BOSS」「FOX」称号について、公式に確認できる条件を軸にしながら、実際のプレイで注意すべきポイントや失敗しやすい要素を整理して解説して行こうと思う。
称号とは何か?

ゲームをクリアすると、プレイ内容に応じた称号(コードネーム)が付与される。
称号は発見された回数や殺傷人数、レーション使用数、コンティニューの有無、クリアタイムなど複数の要素で決定される。
中でも「BIG BOSS」と「FOX」は最高難度の称号であり、その条件は中々にシビア。。
BIG BOSSとFOXの違い
| 称号 | 難易度 | 発見回数 | 殺傷人数 | レーション | コンティニュー | クリアタイム | 特記事項 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| BIG BOSS | 日本語:NORMAL 海外版:EXTREME | 4回以下 | 25人以下 | 1個以下 | 0回 | 3時間以内 | 日本語版ではレーダーをSpecialメニューでOFFにする必要あり |
| FOX | HARD | 4回以下 | 25人以下 | 1個以下 | 0回 | 3時間以内 | レーダーONでも可 |
BIG BOSSの条件は原作日本語版と海外版で異なる。日本語版は難易度がデフォルト(海外版のEASY相当)でレーダーをOFFにする必要があるが、海外版ではEXTREMEで挑戦する必要がある。
一方、FOXはHARD難度で挑む称号。どちらも発見回数・殺傷人数・レーション使用数・コンティニュー数が厳しく制限されている点は共通だが、BIG BOSSは難易度とレーダーの条件がさらに厳しくなる。
💬めちゃくちゃややこしいんだけど、トロフィー『最高クラスのコードネーム』は、難易度関係なく日本語版(通常版)で条件を満たすと獲得できる。(獲得称号は『FOX』になる。
最高称号の基本条件を理解しよう
発見回数と殺傷人数

最高称号を狙う上で最も意識したいのが発見(アラート)回数と殺傷人数。
オリジナル版の最高称号条件では、発見回数は4回以下、殺傷人数は25人以下が上限とされている。
ただし注意点として、ストーリー進行上必ず発生する強制戦闘の分もこの回数に含まれるため、実質的に許されるのは発見1回・殺傷0人に近い厳しさになっている。
発見回数管理のポイント
- ルートを把握して警戒を避ける – 敵兵の巡回ルートや監視カメラの動きを覚え、背後や死角からすり抜けよう。チャフグレネードを適切に使うと監視カメラの妨害が可能。
- 強制的な発見を除けば1回以内に抑える – 通信塔やハインド戦後のエレベーター内など、避けられない発見イベント以外では絶対に警戒を立てないよう徹底しよう。
- レーダーOFF時の環境に慣れる – 日本語版でBIG BOSSを狙う場合、レーダーをOFFにしてプレイしなければならない。ステージ構造や敵の視野を把握し、目視と音で状況を判断する練習が必要。
殺傷人数を抑える方法
- メリルにトドメを任せる – ストーリー序盤でメリルと共闘する強制戦闘では、メリルに敵兵の撃破を任せることで殺傷数を増やさずに済む。(ただし、最初の3人は自ら手を下す必要あり)
- スタングレネードやチャフグレネードを活用 – 敵を気絶させるスタングレネードや電子機器を無力化するチャフグレネードを多用し、殺さずに突破しよう。
- 部位を狙って気絶させる – SOCOMやPSG1などの武器を使う場合はヘッドショットを避け、腹部や足を狙うことで敵を気絶させられる。
レーションは1個のみ、コンティニューは禁止

最高称号に挑戦する際、レーション(回復アイテム)使用回数は1回と定められている。
ボス戦など一部では強制的にダメージを受ける場面もあるが、レーションを最後の脱出まで温存することが重要。ボス戦後はライフが回復するため、ボス戦中のレーション使用は極力避けよう。
また、コンティニューは一度も行ってはいけない。死亡するとコンティニュー扱いとなり最高称号の条件を満たせなくなるため、危険な場面ではこまめに手動でセーブを行い、失敗したらロードでやり直すようにしよう。
セーブ回数には制限がない可能性が高いため、必要な時にセーブすることは問題ない。(セーブ79回まではOKという情報もある)
クリアタイムは3時間以内
BIG BOSS・FOXの条件では3時間以内にゲームをクリアする必要がある。探索や戦闘に時間をかけすぎるとタイムオーバーになるため、マップを覚え、イベントやエレベーターの待ち時間を把握して素早く進行することが求められる。
スキップできるムービーは必ずスキップし、不要な戦闘を避けることでタイムを節約しよう。
ちなみにスキップできないエンディングのスタッフロールもプレイ時間に含まれているので、実質2時間40分ほどでクリアする必要がある。
無限バンダナとステルス迷彩の入手方法と活用
無限バンダナの入手方法
ゲームを1周クリアすると無限バンダナかステルス迷彩のどちらかを入手できる。
無限バンダナを得るには、リボルバー・オセロットによる拷問イベントで降伏せずに耐え抜き、メリルと共に脱出するエンディングを迎える必要がある。
無限バンダナの効果は、装備している武器の弾薬が無限になりリロードも不要になる。ただし、装備中は他のアイテムを装備できないため適宜付け替えが必要となる。(これの付け替えにクリアタイムを取られる!)
ステルス迷彩の入手方法
ステルス迷彩を得るには拷問に屈してオタコンと共に脱出するルートを選ぶこと。
ステルス迷彩を装備すると、敵兵や監視カメラに発見されなくなり、通常の潜入が格段に楽になる。
ただし、ボス戦では効果がなく、ウルフドッグにも通用しないなど制限がある。最高称号挑戦時はボス戦以外での発見回数を減らせるため、ステルス迷彩が特に有効。
無限バンダナやステルス迷彩は初回クリア後の周回プレイで使用できる。実際に最高称号に挑む際は、これらの特典を解放した3周目以降で挑戦するのが理想だと言える。
無限弾により弾薬管理のストレスが減り、ステルス迷彩により見つかる危険性が大幅に下がるためである。
各セクションの攻略ポイント
序盤:潜入〜独房脱出まで

- ドック(潜入直後) – エレベーターを待つ間、海中のフォークリフト裏にあるレーションやアイテムを回収しつつ敵兵に見つからないようにしよう。ヘリポートにあるチャフグレネードは後の監視カメラ回避に役立つ。
- 戦車格納庫1F/2F – 初回ではサーマルゴーグルを必ず入手しておくこと。監視カメラの動きと敵兵の位置を確認して慎重に進む。
- メリルとの強制戦闘
- メリルとの出会いイベント後の強制戦闘では、敵兵が6回突入してくる。無限バンダナを持っている場合はスタングレネードを投げ続けてメリルに倒させると殺傷数を削減できる。
- 途中でグレネードを投下されるので、あらかじめ入口脇に待機してスタンを投げ続けるのがポイント。自身の視界も悪くなるため要注意。
- バンダナがない場合も、スタングレネードやサプレッサー付きSOCOMで敵を気絶させ、トドメはメリルに任せよう。ただし、最初の3人は自分で倒す必要がある。
中盤:通信塔〜PALコード入力まで
- 通信塔Aの強制発見イベント – 拷問後に再び戦車格納庫へ戻り、通信塔へ向かう。通信塔内部へ入ると強制的に発見されるイベントがある。ここでは発見回数にカウントされるので仕方ないが、後のエレベーター内の敵兵を相手にするときはニキータやスタングレネードを活用し、殺傷数を増やさずに突破しよう。
- 通信塔B~ハインド戦 – ラペリングの際は蒸気に触れないように素早く降り、着地後の廊下の敵兵はスタングレネードで撒くと安全。ハインド戦ではボディアーマーを装備し、機銃掃射を回避しつつ攻撃して素早く撃破しよう。
- スナイパーウルフ第2戦 – 雪原でのウルフ戦は、スティンガーを使って遠距離から攻撃する方法が有効。
終盤:メタルギアRex戦〜脱出まで
- メタルギアREX戦 – スティンガーミサイルでロックオンして攻撃し、反撃を避けるタイミングを覚えましょう。
- 1戦目も2戦目も、基本的にrexの股下を潜り続けて目標を失わせ、その先にスティンガーを撃ち込むのが基本。
- リキッド・スネークとの格闘 – 近接戦闘では反撃を受けないように回避と攻撃を織り交ぜる。ダメージを受けてもレーションはここで使用せず、脱出パートまで温存する。
- 脱出シーン – 最終パートではカーチェイスが発生する。ここで残りのレーションを使っても条件内に収まるよう1個に抑えていれば問題なし。
時間短縮のためのテクニック
- ムービーをスキップ
- ムービーはSTARTや×ボタンでスキップでき、時間を大幅に短縮できる。(できないものもある)
- エレベーターやイベントの待ち時間にメニュー操作
- 武器やアイテムの装備変更はメニューを開いている間も時間が進行しているため、ーター待ち中に行うと無駄がない。
- ルートの最適化
- 何度か周回し、のレベルや必要なアイテムを覚えることで無駄な往復を減らす。例えば、戦車格納庫B2で武器を一気に回収し、後で戻る手間を省くなど。
- セーブとロードの活用
- 難所の手前では必ずセーブを行い、失敗したらロードでやり直そう。
レーダーOFF時の注意点(日本語版)
日本語版でBIG BOSSを狙う場合、プレイ開始前にスペシャルメニューからレーダーをOFFにする必要がある。
レーダーがない状態では敵兵の位置を把握するのが難しくなるが、逆に視覚と音を頼りに進むことでステルス感が増す。
レーダーOFFに慣れるには、まず通常プレイでマップを覚え、敵のパターンを把握してから挑戦すると良いだろう。
なお、レーダーをOFFにし忘れてプレイすると、条件を満たしていてもFOX止まりになってしまうので注意が必要。
トロフィー『最高クラスのコードネーム』

PS5・PS4版では、『BIG BOSS』もしくは『FOX』の称号を獲得すると、ゴールドトロフィー『最高クラスのコードネーム』がアンロックされる。
難易度選択が存在しない日本語版で『FOX』を獲得するのが最も簡単なアンロック方法。
- 日本語版(通常版)でプレイ
- 発見回数4回以下
- 殺傷人数25人以下
- コンティニュー0回
- レーション使用1個まで
- クリアタイム3時間以下
- レーダーはONで◎
以上の条件を達成した状態でクリアすれば、トロフィーがアンロックされる。
最後に
最高称号「BIG BOSS」「FOX」は、単にゲームをクリアするだけでは得られない高度なプレイを要求される。
発見を極限まで減らし、誰も殺さず、最低限のアイテムで素早く任務を遂行することが求められる。
この過程で何度も失敗するかもしれないが、ルートを覚え、敵の配置や行動パターンを理解し、無限バンダナやステルス迷彩などの特典を活用すれば必ず目標に近づけるはずだ。
