【ポケモン赤緑】悪のカリスマ・サカキを語り尽くす|ロケット団ボスの素顔と名セリフたち

ポケットモンスター 赤・緑
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ポケットモンスター赤・緑』で登場したロケット団ボスのサカキは、シリーズ屈指の有名ヴィランである。

表向きはトキワシティのジムリーダーでありながら、その正体は世界中のポケモンを利用して悪事で金儲けを企む犯罪組織ロケット団の首領(ドン)だった。

オールバック?坊主頭??にまとめた髪型にマフィア風のスーツという風貌で、一見して只者ではないカリスマ性を放っている。

他の悪のボスたちが独自の理想や世界観を掲げる中、サカキは『純粋悪』とも言える存在で、思想よりも利己的な欲望を追求する典型的な悪役として描かれている。

それでいて、ジム戦に勝利したトレーナーにはバッジやわざマシンをきちんと渡す筋の通った一面も持ち合わせており、悪でありながら妙な義理堅さも垣間見せる。

この記事では、そんなサカキのキャラクター像や名セリフ、物語での役割について、『赤・緑』を軸に後のシリーズでの変化も交えながら、ユーモアと豆知識たっぷりに解説して行く。。。悪のカリスマ・サカキの魅力に、一緒に迫って行こう!

『サカキ』の人物像に迫る!

エピソード:物語におけるサカキの軌跡

『赤・緑』:サカキの正体は?!

ポケモン赤緑』では主人公が旅の途中で何度もロケット団と遭遇し、やがて黒幕であるサカキと直接対決することになる。

ゲームコーナー地下のロケット団アジトに乗り込んだ際、ついに姿を現したサカキは開口一番こう言い放った。

世界中のポケモンを悪だくみに使いまくって金儲けするロケット団!わたしがそのリーダーサカキだ!

――まさに悪の組織のボスに相応しい自己紹介で、少年少女だったプレイヤーに強烈な印象を残した。

ロケット団の野望を鼻で笑いながらも主人公は見事サカキに勝利する。敗北したサカキは「君とはまたどこかで戦いたいものだ……!」と不敵に撤退し 、この場は姿を消したのであった。

その後、ヤマブキシティのシルフカンパニー乗っ取り事件でサカキは再登場。社長室で彼は主人公に

ロケット団は不滅だ!すべてのポケモンはロケット団のために存在するのだ!

と豪語し 、部下もろともビルを占拠してマスターボールを強奪しようと企む。主人公との再戦に敗れると、サカキは「あきらめよう!しかしわがロケット団は不滅だ!」と捨て台詞を残して退散する。

このとき彼が狙っていたマスターボールとは、いかなるポケモンでも確実に捕まえられる究極のモンスターボール。自らの野望のためには企業乗っ取りすら厭わない冷酷さがよく表れたエピソードである。

物語終盤、主人公は最後のジムバッジを求めてトキワジムを訪れる。そこで待ち受けていたジムリーダーこそ、仮面を脱いだサカキであった。序盤から「ジムリーダー不在」とされていたトキワジムの主が、実はロケット団ボスだったという衝撃の展開。

ここはおれの隠れ家だ!ロケット団復活の日までこのジムで態勢を立て直すのだ!」と嘯くサカキだが、主人公との三度目のバトルに敗北する。激戦の末に彼は「はげしい戦いだった…きみの勝ちだ」と潔く敗北を認め、最後のグリーンバッジを手渡す。

さらに

このような負け方をしては部下たちに示しがつかない!ロケット団は本日をもって解散する!

と高らかに宣言し 、組織を解散して姿を消した。この瞬間、少年漫画さながらに「悪の組織のボスが自ら解散を宣言する」という伝説的なシーンが誕生したのだ。ロケット団は初代にて一旦幕引きとなり、物語はポケモンリーグへと引き継がれて行く。

『金・銀(HGSS)』:呼びかけに応えなかった影

サカキ様!バンザイ!!

初代から3年後を描く第二世代『ポケモン金・銀』では、ロケット団の残党たちが密かに活動を再開する。ゲーム中盤、彼らはコガネシティのラジオ塔を占拠し、「サカキ様、どうか我々の元へお戻りください!」と公開電波を使ってボスに呼びかけたのだ。(もはや宗教のようだ……..)

これはロケット団が復活し再び悪事を働くための最後の賭けだったが、結局サカキが現れることはなかった。主人公(『金・銀』の主人公)がラジオ塔を奪還し、ロケット団の再興計画は失敗に終わる。

このとき団員たちは「サカキ様がいれば…」と口々に悔しがり、ボス不在では組織が立ち行かない様子が描かれた。サカキ本人は依然行方知れずで、3年間一度も連絡が取れなかったことが示唆されている。プレイヤーの間でも「サカキは解散後どうなったのか?」と想像を掻き立てられる展開だった。

実はこの「ラジオでの呼びかけ」はサカキ自身も聞いていたことが、後に明らかになる。リメイク版『ハートゴールド・ソウルシルバー』(第四世代)では、幻のポケモン・セレビィを使った時空を超える特別イベントでサカキが登場する。

主人公はセレビィが発動したタイムトラベルによりロケット団解散直後の世界へ飛び、修行中のサカキと遭遇する。彼は3年前の敗北から己を鍛え直していたものの、ラジオから聞こえた部下たちの呼びかけに心を動かされ「もう一度ロケット団を立て直すか…」と逡巡する。

しかしそこへ現れた主人公(未来から来たトレーナー)とのポケモンバトルに敗れたことで、

3年間の修行も無駄だったのか…またしても子供に夢を打ち砕かれるとは!

と絶望し 、結局復帰を断念する。ラジオ塔へ向かうことなく滝壺の洞窟から立ち去るサカキの背中はどこか寂しげで、このイベントは彼の物語に一つの終止符を打つものとなる。(なんかカッコいいんよな…)

このHGSS特別イベントでは、サカキとある少年との劇的な親子のやりとりも描かれた。なんとサカキには実の息子が存在し、その息子こそ『金・銀』で主人公のライバルとして登場するシルバーだったのである。

イベント中に偶然父子が対峙する場面があり、サカキに反発する赤髪の少年(シルバー)が「俺は一人で強くなってやる!」と啖呵を切るシーンは大きな話題を呼んだ。

初代では語られなかったサカキの家族事情が明かされ、シルバーが人一倍組織を嫌う一匹狼となった背景には父サカキの失敗があったと示唆されている。この設定は当初ファンの間で都市伝説めいて語られていたが、公式イベントで事実として組み込まれたことで多くのプレイヤーを驚かせた。

『Let’s Go! ピカチュウ・イーブイ』:現代に甦ったボス

2018年発売の『ポケットモンスター Let’s Go! ピカチュウ・イーブイ』(ピカブイ)は初代『ピカチュウバージョン』をベースにしたリメイク作品で、サカキも最新ハードの美麗なグラフィックで再登場。

物語の基本的な流れは初代と同様だが、いくつか追加設定がある。例えば、ヤマブキシティのシルフカンパニー占拠では、サカキ自ら「マスターボールの入手と、どこからか盗んできた研究資料を基に人工的に“強いポケモン”を作り出すのが目的」だったと語っている。

これはミュウツーの製造計画を匂わせる描写で、アニメ版などで語られた裏設定をゲーム内に取り入れた形である。最終的に主人公との戦いに破れたサカキは、「自分はトレーナー修行の旅に出る」とジムリーダー辞任を表明し部下にも解散を命じる(初代同様にロケット団は崩壊)。

ピカブイではエンディング後、グリーン(初代ライバルの一人称視点での名前)が新たなトキワジムリーダーとなり、プレイヤーは彼との再戦を楽しめるようになる。

グリーン曰く「サカキの抜けた穴を埋めるため、一時的に自分がジムを預かっている」とのことで、サカキ退場後の後日譚が少しだけ補完されている。こうした細かな変化もありつつ、平成から令和へと舞台を移してもサカキの悪役っぷりは色褪せず、プレイヤーに立ちはだかるラスボスとして健在だった。

解説:サカキという男の人物像

ゲーム本編や関連媒体を通じて浮かび上がるサカキの人物像は、一言で言えば「冷酷非道な野心家」である。自ら「世界で一番強いポケモントレーナー」を名乗り 、あらゆるポケモンを私利私欲の道具にしようとするその姿は、善良な主人公の価値観とは真っ向から対立する。

後年のシリーズに登場する悪のボスたち(例えばアクア団・マグマ団のように世界の環境改変を目論む者や、ギンガ団のように新世界創造を企てる者など)と比べると、サカキの目的は純粋に金儲けと世界征服という分かりやすい悪そのものである。

思想的な大義はなく、己の欲望に忠実な悪役という点で、逆に「悪の美学」が感じられるキャラクターだと言える。それに故に『悪のカリスマ』という表現がまさに似合う男であり、表社会では名士然とジムリーダーを務めながら裏では非道な犯罪行為を指揮する二面性も相まって、多くのプレイヤーに強烈な印象を残した。

一方でサカキには、単なる悪役には留まらない人間味も垣間見える。例えば冒頭で述べたように、主人公に敗北した際にはロケット団の解散を宣言しジムバッジも素直に渡すなど、敗北を認める潔さを見せた。「部下に示しがつかない」という理由で組織解散を決意するシーンからは、カリスマボスなりのけじめと責任感が感じられる。

またHGSSの特別イベントでは、己が至らなかったせいでロケット団の力を引き出せなかったと後悔する発言や 、息子シルバーに対して「いずれ分かる時が来る」と諭す父親らしい台詞も登場。

冷徹なヴィランでありながら内心では組織や家族への想いも抱えていたことが示唆され、キャラクターに深みを与えている。ゲーム本編だけでは断片的だったサカキの心情が、リメイク作品やイベントによって少しずつ補完されていったと言える。

サカキがバトルで使う手持ちポケモンにも、彼のキャラクター性が表れている。タイプはじめん使いであり、初代『赤・緑』ではニドキングニドクインサイドンなど堅牢な地面タイプのポケモンを繰り出して来た。地に足の着いたパワフルなポケモンたちは、地中深くから計画を巡らすロケット団の暗躍と重ね合わせることもできるかも??

中でも切り札的存在のサイドン(後に進化形のドサイドンも加わる)は、硬い防御と高い攻撃力で主人公を苦しめた難敵だった。また、『ピカチュウバージョン』や『ピカブイ』ではペルシアンを手持ちに加えており 、秘書のように傍らに仕えるペルシアンはアニメ版でもお馴染みの相棒である。(というよりもペット…?)

気性の荒い地面ポケモンと優雅なネコポケモンを使いこなすあたり、サカキの懐の深さと「強さこそ全て」という信条を感じさせる。

物語上の立ち位置としても、サカキはポケモンシリーズ最初のラスボス的存在であった。厳密にはリーグのチャンピオン(初代ではライバルのグリーン)が最終戦だが、ストーリーで明確な悪役ボスとして主人公と三度にわたり相対するサカキの存在感はチャンピオンにも勝るほどであった。

その他のシリーズにおける活躍

以降のシリーズでも各地方ごとに悪の組織ボスが登場するのがお約束となったが、「悪の組織と言えばロケット団、そのボスはサカキ」という初代の図式は今なお別格と言える。公式側もその人気と威厳をよく理解しており、後年の作品でたびたびサカキを特別出演させている。

例えば、ニンテンドーDS『ポケットモンスターブラック2・ホワイト2』では歴代ジムリーダーやチャンピオンが集うワールドトーナメントに元ジムリーダー代表として参戦し、プレイヤーはサカキとの夢の対戦を実現。

ニンテンドー3DS『ウルトラサン・ウルトラムーン』では、平行世界から集結した歴代ボスたちによるレインボーロケット団が結成され、そのリーダーとして再びサカキが登場している。このサカキは「主人公(レッド)が存在しない世界」で野望を成就したパラレル版という設定で、ミュウツーまでも手懐けてプレイヤーに襲いかかる姿はファンを熱狂させた。

更にスマホゲーム『ポケモンGO』や『ポケモンマスターズ』でもボスキャラとして君臨し、新たな世代のプレイヤーたちに「最後の砦」として立ちはだかっている。時代を超えて何度も脚光を浴びるあたり、サカキがポケモン史に残る伝説的キャラクターであることは疑いない。

「サカキ」という名前について

名前についても少し触れておこう。

サカキ(榊)とは、日本では神社の祭事などで神前に供える常緑樹の名前で、畏れ多い場に捧げる神聖な木である。(筆者調べ)

悪の組織のボスに「」という名を与えるセンスは相当渋いが、日本文化では「根が深く常緑である榊=簡単には朽ちない強い存在」というイメージもあり、サカキの不敵さに通じるものがある。

一方、英語名のGiovanni(ジョバンニ)はイタリア系の男性名で、マフィア映画などでボスの名前に使われそうな響きである。実際ゲーム制作側もマフィアのボスをイメージしてこの名を選んだとも言われているとかなんとか…?

各国版でも概ねジョバンニに対応する名前が当てられており、世界的にも「ロケット団のボス=Giovanni」の知名度は高い。日本名と英名で雰囲気は違えど、どちらもサカキのキャラクター性を的確に捉えたネーミングと言えるのがポイントだ。

ネタ・豆知識:サカキにまつわる裏話あれこれ

都市伝説:幻の「入水自殺」エンド? 

サカキ最大の謎とも言えるのが、HGSSのセレビィ特別イベント後の行方。イベントでは主人公に敗北したサカキが滝壺の洞窟から立ち去るシーンがありますが、この際「ザッパーン!🌊」という水に飛び込むような効果音がさり気なく入っている。

一部ファンの間では「絶望したサカキがそのまま滝壺に身を投げ、入水自殺したのでは?」という都市伝説が語られた。確かにロケット団復興の望みを断たれた彼は相当落胆しており、自暴自棄になってもおかしくはない状況ではある。

しかしご安心を。

その後の作品でサカキは何度も元気な姿を見せてくれている。前述のBW2のワールドトーナメント参戦しかり、USUMのレインボーロケット団しかり、公式設定的には滝壺ダイブ=生存ルートだったことが確定。

「サカキ=◯◯の父親」説?

先述の通りシルバーがサカキの息子であることは今や公式設定だが、実はもう一つ有名な父親説がある。それは「主人公・レッドの父親はサカキではないか?」という都市伝説である。

アニメ版ポケットモンスターの主人公サトシも父親不在で物語が始まるため、長年ファンの間で様々な憶測が飛び交った。「オーキド博士なのでは?」「いやロケット団ボスのサカキでは?」といった具合に。

とりわけ「宿命のライバルが実は父親だった」というスターウォーズ的展開を期待する声もあったが、残念ながら公式からそのような発表は一切ない。

サトシの父親の正体はポケモン界最大の謎の一つとして語り継がれており 、サカキ父親説はあくまでファンのロマンに留まっている。ただ、一部のゲームでも主人公の父親が物語に出てこない設定があるため(初代主人公の父親も不明)、冗談半分に「実はサカキだったりして?」なんて想像を巡らせる楽しみはあるかもしれない。

実は組織思いの良き上司? 

ロケット団というとしたっぱ達のコミカルなやられ役の印象も強いが、サカキ本人は統率力のある有能なリーダーだった。団員たちは彼への忠誠心が厚く、『金・銀』では3年も消息不明のボスを信じて復帰を待ち望んでいたほどである。

またゲーム中の会話を観察すると、サカキは必要以上に部下を見捨てたりはしていない。アジト崩壊後もポケモンタワーやシルフカンパニーで着々と次の作戦を展開しており、失敗した部下に罰を与えるような描写も見られなかった。むしろ最終決戦後は自ら「解散」を宣言し組織の責任を一身に背負っている。

悪のカリスマゆえ恐れられる存在ではあるが、部下からすれば「あの人について行けば世界を獲れる」と思わせるカリスマ上司だったのかもしれない。幹部格の男性(FRLGで登場したアポロに相当する人物)はサカキの子息を擁立してロケット団再興を企てていた節もあり 、それだけサカキ一家への忠誠が根強かったとも言える。

ゲームコーナーと地下帝国

タマムシシティのゲームコーナーは、サカキの秘密基地への入り口だった。子供心に「カジノの地下に悪の組織の本部がある」という設定はワクワクしたものです。現実世界でもそうかも…??

実はこのゲームコーナー、スロットマシンや景品交換所の存在など日本のパチンコ店的な描写が随所に見られる。暴力団が裏で経営する賭博場を思わせるシチュエーションは大人になってから振り返ると結構ディープで、「公的なジムリーダーに暴力団のボスが紛れ込んでいた初代ポケモンって実は社会風刺も効いてる!?」なんて声もある。

とはいえ当時の子供たちにとっては単純に「秘密のスイッチで地下アジトに潜入する」という冒険要素が刺激的で、サカキ戦への期待を盛り上げてくれる演出だった。

余談だが、リメイク作品では賭博要素への配慮からゲームコーナーのスロットマシンが撤去されている。

サカキは不滅!?

最後にもう一度、彼の残した名言に触れよう。サカキはシルフカンパニーでの敗走時、

わがロケット団は不滅だ!

と断言。物語上はこの直後に解散するのだが、その宣言どおり彼の影響力は消えることなくシリーズに残り続けた。

例えば、『ポケモンスペシャル』等の漫画版では伝説ポケモンをも手中に収める強敵として君臨し、アニメ版でも長きにわたりサトシたちの前に立ちはだかっている。(現在はサトシは引退してしまったので、巻き添えを喰らうようにサカキも引退??)

ゲーム本編でも繰り返し登場し、果てはパラレルワールドで復活を遂げるなど(レインボーロケット団) 、「悪の組織サカキ」は形を変えて何度でも甦る。ある意味、その不屈の存在感こそサカキというキャラクターの真骨頂と言える。

ポケモンファンの間で語られる様々な裏設定や考察、そして制作側の遊び心による再登場劇の数々…すべてが「サカキ」というキャラクターの奥深さと人気を物語っている。悪役でありながら愛され続けるロケット団のボス。今後もどこかで

また会おう…さらばだ!

とニヤリ笑う彼の姿を見る日が来るかもしれない。

サカキが使用するポケモン

サカキという男を語るうえで欠かせないのが、彼が繰り出す手持ちポケモンたちだ。

ポケモンはトレーナーの鏡と言われるが、サカキの手持ちはまさに彼の性格そのもの。重厚で力強く、地に足のついた地面タイプ中心のラインナップは、彼の揺るがぬ野心を象徴しているようにも見える。

赤・緑・青

ー1回目(ロケット団アジト)ー

ポケモンレベル技1技2技3技4
イワーク25いかりいやなおといわおとししめつける
サイホーン24つのでつく
ガルーラ29いかりかみつくれんぞくパンチ

ー2回目(シルフカンパニー)ー

ポケモンレベル技1技2技3技4
ニドリーノ37きあいだめつのでつくどくばりみだれづき
ガルーラ35いかりかみつくしっぽをふるれんぞくパンチ
サイホーン37しっぽをふるつのでつくふみつけ
ニドクイン41ひっかくしっぽをふるどくばりのしかかり

ー3回目(トキワジム)ー

ポケモンレベル技1技2技3技4
サイホーン45ふみつけしっぽをふるみだれづきつのドリル
ダグトリオ42なきごえあなをほるすなかけきりさく
ニドクイン44ひっかくしっぽをふるどくばりのしかかり
ニドキング45たいあたりつのでつくどくばりあばれる
サイドン50ふみつけしっぽをふるつのドリルじわれ

最後に

サカキというキャラクターを掘り下げれば掘り下げるほど、「初代ポケモンって、こんなに大人な物語だったのか」と気付かされる。

悪役ではあるものの、一本筋の通った信念や、時に見せる弱さ、そして数十年経っても色褪せない存在感。サカキは、ただのジムリーダーでも、ただのボスでもない。

彼はポケモン史を象徴する『悪のカリスマ』なんだと思う。

私たちが子どもの頃、彼は怖い大人の代表だった。でも大人になった今、改めて見ると、彼の背中にはどこか人間臭さすら見えて来る。

またどこかの作品で、「ロケット団は不滅だ!」と吠える彼の帰還が見られることを期待して——この記事の締めとする。

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