ガスに関する調査報告/P-εガスに関する追跡調査報告

ーこれは緊急を要する研究報告であるー
Pーεガスは生物兵器=B.O.W.(BIO ORGANIC WEAPON)に対して使用すると、対象の抵抗力を弱らせ弱体化させる事が判明している。
そこでB.O.W.暴走時の緊急鎮圧用散布ガスに決定しているが、さらなる追跡調査により意外な弊害が生じる事が判明した。
B.O.W.はPーεガスの効果で細胞活動を抑えられ弱体化するのだが、これが長時間に及ぶと内部で抗体を作り出し環境に対応してしまうのである。
それどころかPーεを養分として分解吸収し、その過程から抽出した毒物を外敵への攻撃手段として用いる能力を持つに至る種も確認されている。
つまり、Pーεガスの使用は極力避けねばならない事を示している。
以上の事からPーεガスの散布機構の即時見直しを要求するものである。
第2研究室 安全対策班
考察
“制御手段の破綻”と“技術の逆襲”
このガスは「制御して生物兵器を鎮圧するための最終兵器」として設計されていたが、その研究報告では早くも「長期使用による抗体生成」や「生物が逆にガスを利用する」など、制御が効かなくなる可能性が記されている。
つまり、技術は“人間が想定した範囲”を超えて動き始めているという構図。
プレイヤーへのヒント
実はこのファイルは裏シナリオへのヒントになる伏線、すなわちヒントになっている。(非常に分かりにくいが)
研究所で登場する植物性のB.O.W.イビーが、表シナリオでPーεガスを浴びると、裏シナリオで毒を持って出現するというものである。
「表シナリオで使ってもいいけど、裏シナリオの難易度が上がるよ」というプレイヤーの警告と言っていい。



























