【バイオRE4】全ファイルリスト/『孤島』編

バイオハザード RE:4

このページでは『バイオハザード RE:4』にて入手可能なファイルの内容を掲載しています。ストーリーの考察などにお役立てください。

今回は『孤島』で入手可能なファイルの掲載です。

  • ネタバレには要注意。

ファイルリスト

海蝕洞穴の碑文

MDCCXLI

よこしまなる者は 武器で我らを 追い立てり 草枯れ 樹も生えぬ

辺獄のごとき孤島に 背教者よ 心せよ 我らは待つ 時来たるまで

ヘスター・サドラー

研究所の回覧板

解剖担当医 エルネスト・ムニョス・レイエス様

以前より申請されていたカードキー更新について部門長の許可が下りました。解剖室の共有レベル1カードキーをご持参のうえ下記の手順で更新を行ってください。

  • 冷凍室のカード書き換え機でレベル2に更新
  • 培養室のカード書き換え機でレベル3に更新

書き換え機使用時は、各室の責任者の許可をもらってください。

一号棟管財部

「リヘナラドール」観察ノート

4月9日

私はついに新たな命を作り出した。名前は「リヘナラドール」。

こいつの最大の特徴は、その驚異的な代謝能力である。体内に複数宿る寄生体を全て潰されない限り体組織を無限に再生し続けるのだ。

4月10日

試しに特殊スコープでその身体を覗いてみると複数の寄生体の生命活動が無事確認できた。まるで何個も心臓があるみたいだ。

不死身の肉体に複数の心臓をもつ新人類の創造。かのフランケンシュタイン博士にも勝る偉業をこの私が成し遂げたのだ。

4月13日

この素晴らしい研究結果を同僚のキザ野郎に教えてやった。

するとヤツは血相を変えて、メモまで取り始めた。感心してるのかと思いきや、危険だと抜かしやがる。

私の管理下なら安全なのに。全く馬鹿なヤツだ。

月 日

極低温槽の実験体が暴走した。

本当の馬鹿はこの私だった。

事案#2002-f 実験体の脱走事故について

先日の短時間の停電により、仮死状態で保管していた実験体が活動を再開。極低温槽を破壊して脱走した。

発生から20時間で時間は終息したが、7名が死亡、19名が重軽傷を負った。今も、1名の遺体と工具が実験体の中に取り込まれたままだ。

本事案の原因は不安定な給電状況によるもの。過密を極める実験スケジュールに、旧式の発電設備が耐えきれなくなっている。

今後、このような事故を防ぎたいと考えるなら、研究者よりも、技術者の要望を優先してもらいたい。

放射線照射装置についてのメールの写し

定期ヘルスチェックの結果、研究主任◼️◼️◼️氏の体内にプラーガの寄生が判明。(実験中の何らかの事故によるものと考えられる)

ルイス・セラ研究員主導のもと、試験段階にあった放射線照射装置でのプラーガの除去が試みられた。

施術開始16分後、◼️◼️◼️氏が激しいショック症状を示しやむなく照射を中断。直後、死亡を確認。

この装置は(乱暴に言ってしまえば)原理はがん治療等に用いられるリニアック装置と同様、体外からプラーガを"焼き殺す"。対象の苦痛はいちじるしく、今回のように死に至るショック症状として現れる可能性も高い。

なお、死後の解剖により、プラーガの除去そのものには成功していたことが確認された。

以上の結果を鑑みるに、この装置には改良が必須であり試験運用の段階を超えるものではないと判断される。

参考資料として本報告書に放射線照射装置のマニュアルを添付する。

囚われた研究者の手記

何の前触れもなく、俺達は監禁された。

一人ずつ隣室に連れていかれて何かされている。さっきは同僚のアナベルが。次はおそらく俺。

考えろ!頭を整理するんだ。

プラーガに感染した奴らは全員教主サドラーの言いなりになる。命じられるまま、文字通り死ぬまで働く。うれしそうに薄ら笑いまで浮かべて。

反面、知能がミミズ並に低下するから、頭脳労働をさせたい場合には使えなかった。

でも、新しいプラーガ「上位種」の開発に俺たちは成功した。上位種には、特別な変異能力はないが、感染後も全く知能が低下しない利点がある。

これを量産して、例の誘拐事件でターゲットの娘に投与する予定らしい。感染後も知性を保つことが重要だからだ。

テストはすべて成功、量産の目処もたった。プロジェクトらいたって順調。

そして、俺達は監禁された。

隣の部屋では、俺に上位種を投与する準備が進んでいる。

アナベルは別人になった。あの顔、あの幸せそうな顔。

何か書いてないと狂いそうだ。読む奴なんかいないのに。

琥珀の搬入について

城の地下より掘り出された琥珀の搬入作業には細心の注意を払うこと。これらの琥珀のうちでは聖なる"プラーガ"がお休みになっておられる。聖体の穏やかなお眠りを妨げぬよう、最大限の敬意と服従をもって作業すること。

多産計画の進捗について

親愛なるサドラー様

およろこびください!上位種プラーガの生産は着実に進行中です。

このまま順調に推移すれば、我々の大いなる理想に確実に到達できると約束できます。

プラーガは本当に素晴らしい生物です。ヒトでもイヌでもカラスでも、対象を選ばず、全ての脊椎動物を宿主にします。このような寄生生物は他に類がありません。

とくに上位種は、脳に全く損傷を与えることなく宿主と同化できます。

どんな人物だろうと、サドラー様の支配の力にあらがうことは不可能です。

いえ。支配されるよろこびを一度知ってしまえばだれが抵抗する気になるでしょうか。私がその証拠です。拒絶していた過去の自分がいかに愚かだったか。

あと数日で、幹部研究員への投与が完了します。彼らも間もなく知ることになるでしょう。

そして、サドラー様の計画が完了した時、全世界がそれを知ることになるでしょう!

研究主任 アナベル・ガルシア・エスクデロ

開発計画に関する進捗報告

お望み通り、島全域の再開発は滞りなく進んでいる。外敵の侵入に備えるための武器や防衛設備も備えた。

計画を実行する頃には、島は要塞となるだろう。

これらは長期的な防衛に耐えるものではないが、計画の遂行にはこの設備でも十分だろう。

これで、全世界の支配という最終目的はより確固なものになるはず。

我々にさらなる力を。

ジャック・クラウザー

◼️◼️◼️◼️◼️文書

オペレーション・ハヴィエーーー。

この耳慣れぬ名を知る者は、作戦を主導したはずの合衆国内においてもごくわずかだ。それもそのはず、本作戦は公にされることなく実行され、終了した。

なぜか。それがあまりにも非人道的だったからだ。

始まりは2002年。ある米軍特殊部隊が密かに南米入りした。

彼らの任務は麻薬カルテルの壊滅。準備に数年もの時をかけた重要な作戦だった。送り込まれた特殊部隊は、当然、精鋭中の精鋭だ。

作戦の成否は本稿では語らない。筆者が明らかにしたいのは、作戦そのものではなくその後の精鋭たちを襲った運命についてだからだ。

部隊は隊長を務めた◼️◼️◼️◼️◼️少佐を除き全滅した。敵の手によってではない。彼らは無残に殺したのはーーーアメリカだ。

作戦行動中、運悪く孤立した部隊を救うことは難しくなかったはずだ。ヘリをたった一機、飛ばせばよかった。

だが、軍部はそれをしなかった。軍上層部の権力闘争の結果であるとも、先の大統領じきじきの指示であったとも噂されている。真相はホワイトハウスの黒い霧の向こうというわけだ。

確かなことはひとつだけだ。

合衆国は彼らを見殺しにした。国のために人生を捧げた若者たちを。

私は記者としてではなく、彼らと同じアメリカ国民として、ここに祖国を告発するものである。

注記1:

以上は米国人ジャーナリスト、◼️◼️・◼️◼️◼️◼️◼️記者が執筆したハヴィエ作戦についての草稿である。

注記2:

本レポートが世に出ることはない。◼️◼️◼️◼️◼️記者への処理は実行済みである。

レオンの写真

この先で待つ

クラウザーのテープレコーダー

よくたどり着いたな、新兵。この先に戦場を用意してある、俺とお前の。

数百年、多くの血を吸ってきた場所だ。2年前の決着をつけるにはうってつけだろう。

アシュリー・グラハム拉致計画

フェーズ1

  • ターゲットと共に大学を出発。
  • ターゲットの車両へはベイカー以下3名が同乗。フェーズ2開始まで通常の護衛任務を行う。
  • エイブル率いる別働隊は後続車両に乗車。
  • 平時と同様の帰宅ルートを走行。

フェーズ2

  • エンジントラブルを理由に車両を停止。
  • ターゲットをエイブル車へと誘導。

フェーズ3

  • エイブル隊、走行ルートを変更。
  • 薬物を用いてターゲットを意識喪失させ、拘束。
  • 大型荷箱にターゲットを格納。

フェーズ4

  • ベイカー隊、陽動プロセスへ移行。
  • ヘンリー隊、捜査機関のデータベースへ侵入。ネットワークを遮断。

フェーズ5

  • ポイントK9にて荷箱を船舶へ搬入。

崖の碑文

MDCCCXXⅦ

すべての土に 同胞の屍は眠る すべての糧に 同胞の血肉は宿る 死すより多く 我は生まれ とこしえに 我らは生きる そして全てを 我らは統べる

キーナン・サドラー

生体サンプルの移送

改修工事は滞りなく完了。昔から監禁に使われていた場所なだけに気密補強も最低限で済んだ。

冷却空調の試運転に問題がなければ、一号棟に入りきらなくなった生体サンプルをすべて運び入れる予定。

全サンプル移送が完了。運搬中にサンプルが暴れ出す事故もあったが、予定より少ない死傷者で済んだ。

サンプルが低温耐性を獲得し始めているという報告もある。不用意に刺激しないように注意が必要だ。

電子メール

件名:例の件

差出人:ルイス

そっちが欲しがっていた研究データはそろえた。時間と場所は前に決めた通りでいい。

念のために聞くが、言われたものさえ持っていけば、ちゃんと高飛びさせてくれるんだろうな?

件名:Re:例の件

差出人:A.W.

ひとつ忘れてるようだけど、あのアンバーは絶対必要。あれば無ければデータがいくらあっても無意味。せっかく席を用意したのに、私を手ぶらで帰らせないで。

ところで合言葉は覚えてる?

件名:Re:Re:例の件

差出人:ルイス

忘れないさ。アンバーも何とかする。

来るときに、ついでにひと箱持ってきてくれないか?銘柄はなんでもいい。

The Amber

俺が「The Amber」と呼ぶこのサンプルは、長らく倉庫でほこりをかぶっていた。

その頃すでに、実験用試料は充分に足りていて、このサンプルに誰も注意を払わなかった。

俺がこれを、自分の研究室に持ち込んだのも、見慣れない形をしていた、というだけの理由だ。

基礎分析の後、俺は考えを改めた。

まだ小さく仮死状態のままだが、「The Amber」は、他にはない特別な器官を持っている。サドラーの「支配種」しか持たない器官を。

充分に成長した「The Amber」の力はサドラーと同等、いや、それ以上かもしれない。

残念ながら研究を進める前に、「The Amber」はサドラーに回収されてしまった。俺の動きを怪しんだのかもしれない。

だが、サドラーの力に抵抗するには、あれが必要だ。俺は「The Amber」とともに逃げのびて、どこかで研究を続ける必要がある。

俺に接触してきた外部の連中がまともな奴らとは到底思えないが、これまでだって危ない橋は渡ってきた。

次も口八丁で何とかするさ。

今度はそう、世界を救うために。

サドラーの真意

プラーガを、強力な生物兵器や超人を生み出す便利なツールだと考えるのは間違いだ。プラーガの真価は、その支配力にある。

どれだけ敵対的な人物でも、注射を一発打つだけでサドラーに従う忠実なしもべに変えられる。昨日までの敵が、絶対に裏切らない味方になる。これほど完璧なスパイはいない。

国の重要人物を一人でも取り込めば、そこからねずみ算式に感染を広げられる。事実上、どんな国家でも乗っ取ることが可能だ。

上位種の量産がそれを可能にした。俺たちが、サドラーに力を与えてしまった。

ヤツが次に何を企んでいるかは明白だ。

サドラーが世界を統一すれば何が起こるか。

一人の支配者と、絶対忠実な60億人。敵対者はいない。戦争は起こりえない。

もしかしたら、人類史上初めての世界平和が実現するかもしれない。

だが俺は、サドラーたち代々の教主がこの島の人々を、どう支配してきたかを知っている。人間をどう増やし、どう扱ってきたかを知っている。

あんなのは人間の生き方じゃない。俺は絶対に御免だ。

プラーガの除去方法

プラーガを除去する方法は二つある。投薬と外科的除去だ。

感染初期ーーー孵化する前ならば、除去薬の投与で卵を殺すことができる。

だが孵化した後では、いくら薬を使っても成長を遅らせることしかできない。

もうひとつの手段は、焼き殺すこと。特殊な波長の放射線を使えば、プラーガのみを死滅させることができる。

しかし、こっちにも問題がある。神経がつながった状態のプラーガを殺そうとするとその苦痛が宿主にも伝わってしまうのだ。これに効く便利な麻酔はない。

プラーガが成体になる前でも、外科的除去はかなりの危険を伴う。

成体になってしまったら、もはや手遅れだ。除去は、宿主の死を意味する。

まあ、この後の事を考えれば、いっそ死ねた方が幸せかもな。

はじまりの石

MDLⅣ

古き城の地の底で 私は信仰を見いだした

ああ これこそは 神が地上に残された痕跡 ここからすべてが始まる

アダム・サドラー

イルミナドス教典 終章

聖なる虫を讃えよ!我らは 生きながらに楽園を約束された

男も 女も 幼子も 神の慈愛は 何者をもへだてない

獣も 魚も 鳥も 生ある者は等しく祝福される

聖なる虫を讃えよ!我は神の手肢なり

叡智の光は 山々を越え 全能の枝は 大海を渡る

天上の悦楽は 万物に宿る 我ら躰を苗床にして

聖なる虫を讃えよ!我らは神の家畜なり

我らの祈りは 殖え続け 地上を隙なく満たすだろう

我らはどこまでも広がり ついには 星の海をも超えるだろう

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