どうもこんちくわ!!!!底辺ゲームレビュアーの俺っす!!

先日、FF3ピクセルリマスター版のプラチナトロフィーを獲得いたしました!感無量でございます!!!
時限要素を取りこぼしたりってのもあって、約2周を遊んだんだけど、トータル30時間ほどで達成!
ブースト機能のおかげでこの時間でもかなりやり込むことができて、非常に密度の濃いゲーム体験をすることができたわ!
てことで今回も、プレイ時間30時間のトロコンプレイヤーが語るFF3の魅力について、赤裸々に語って行こうと思う!!
FF3の本音レビュー
良かった点
豊富な種類のジョブシステム

FF3を語る上で絶対に欠かせない要素はやはりジョブシステム。FFシリーズ全体で見ても秀逸な要素で、「何回もプレイしたくなる」魅力を秘めている。
プレイヤーはキャラクターのジョブをいつでも自由に変更できる。ダーマ神殿のような場所へ行かずともその場でサクッと転職できる。
このシステムにより、プレイヤーはキャラクターの職業(ジョブ)を自由に変更でき、戦略的なパーティ編成が可能になる。
戦士やモンクのみの脳筋編成、黒魔道師や幻術士のみの遠距離魔法編成など組み方はプレイヤー次第。この自由度の高いパーティ編成が「FF3の面白さの真髄」だろう。
さらに、なんと全部で22種類というとんでもない数のジョブが用意されており、シリーズでよく見るものや、ここでしか見られない珍しいジョブがあったりと、人によっては何周遊んでも楽しめるシステム。
ジョブ固有の特技の他、装備可能な武器や防具もそれぞれ異なる。
計算が間違ってなかったら、パーティの組み合わせは12,650通りある(笑)
- たまねぎ剣士
- 初期ジョブ。Lv.95くらいまでは全ジョブ中最弱だが、最終的にほぼすべてのステータスがMAXまで成長する超絶大器晩成型の最強ジョブ。
- オニオン装備が唯一装備できるジョブでもある。
- 戦士
- 目立った特徴がないバランス型の物理型ジョブ。防御が高く、鎧も装備できるため、初期のタンク役として活躍できる。
- モンク
- 高攻撃力・低守備力の強力アタッカー。最大の強みは武器を装備せずに高いダメージを叩き出せること。
- 黒魔道師
- Lv.7までの黒魔法が使える魔法職。具体的にはクエイク、ブレクガ、ドレインまで使用できる。
- ガ系やバイオは使えるので、戦力としては申し分なし。
- 白魔道師
- Lv.7までの白魔法(ケアルガやレイズ)が使えるヒーラー職。ホーリーは使用不可。
- 魔法発動系杖を使えば、MP消費なしでブリザガなどが撃てる。
- 赤魔道師
- Lv.6までの黒魔法・白魔法が使用可能。黒魔法はファイガやバイオが使用できるが、白魔法はケアルダまで。
- 剣や弓も装備できるため、序盤は結構活躍する。後半はキツい。
- ナイト
- 戦士の上位ジョブ。瀕死状態の仲間を「かばう」(非コマンド)、物理魔法防御を上昇させる「まもる」が使用できる。
- 戦士のステータス性能をそのまま使いたいなら、すぐに転職させよう。
- 狩人
- 敵全体にランダムで4連続攻撃を与える「みだれうち」が強力。後列でも威力が落ちないのが魅力。
- シーフ
- 敵からアイテムを入手する「ぬすむ」と、確定で逃げることが可能な「とんずら」が使える。
- シーフがパーティにいると、鍵のかかった扉をノーコストで開けることができる。
- 学者
- 全ての敵の弱点が分かる「しらべる」、アイテムの効果が2倍になる「アイテムの知識」が使える。
- もしかしたら一番使い道が見出せないジョブかも…ハイン戦では大活躍だが。
- 風水師
- バトルしている地形によって変わる全体攻撃を放てる「ちけい」がめちゃくちゃ強力。しかもMP消費なし。
- 博打性はあるが、全体攻撃なので後衛でも活躍できる点が良い。
- 竜騎士
- 1ターン目に跳び、2ターン目で大ダメージを与える「ジャンプ」が使える。
- 槍には全て風属性が付与されており、ジャンプには風属性ダメージ上昇効果がある。よって、飛んでる時にめっぽう強い。
- バイキング
- その名の通り、敵の攻撃を「ひきつける」ことができる。防御力が高いのでタンクで大活躍と思いきや、魔法防御が低いので魔法主体の相手だとあっという間にダウンすることも。
- ハンマーを装備できる希少なジョブだが、なんとも言えない微妙な性能である。
- 空手家
- モンクの上位ジョブ。次のターンに大ダメージを与える「ためる」と、後衛からも威力が落ちない全体攻撃「けり」が使える。
- けりがとにかく強力で、MP消費もないため、雑魚狩りがかなりスムーズ。ボス戦などは通常攻撃で。
- 魔剣士
- MP消費なしの全体攻撃「ぜんぎり」、敵を分身させない『暗黒剣』が使える。普通に使いやすいジョブ。
- 幻術士
- Lv..8までの「しょうかん(白黒魔法)」が使える。
- 今作では1体の召喚獣が白と黒に分かれた2種類の必殺技を使えるが、幻術士が召喚した場合はどちかがランダムに発動する仕様。
- ギャンブル性が高く、癖が強いのでとにかく使いにくい。
- 吟遊詩人
- 味方をサポートする「うたう」が使える。熟練度が上がって行くと新しい歌を習得して行く。
- 初期から覚えている「いやしの歌」はMP消費なしの味方全体回復なので使い勝手が良い。
- 魔人
- 黒魔道師の上位ジョブ。全ての黒魔法を使用可能。「黒魔法専門」の観点だと賢者よりも強い。
- 導師
- 白魔道師の上位ジョブ。全ての白魔法を使用可能。「白魔法専門」の観点だと賢者よりも強い。
- 魔界幻士
- 幻術士の上位ジョブ。全ての召喚魔法を使用でき、かつ全体攻撃になる。とんでもない火力を叩き出す。
- 忍者
- 手裏剣を投げて攻撃する「なげる」が使える。手軽に大ダメージを与えられる。手裏剣は買うと60000ギル近くするので、実質銭投げみたいなもん。
- 全ての武器・防具を装備可能。
- 賢者
- 全ての黒魔法・白魔法・召喚魔法を使える超ハイブリッドジョブ。ただし、黒魔法では魔人、白魔法では導師に劣る。
広大な2つのワールドマップやダンジョン

今作の魅力の一つに広大なワールドマップも挙げられる。
なんと今作では「浮遊大陸」と「地上大陸」の2つのワールドマップが用意されており、俺自身もめちゃくちゃ驚きと衝撃が走った。
特に浮遊大陸から地上大陸に出た時のスケールのデカさには衝撃を覚え、飛空艇で旅することにワクワクドキドキを感じていた。
また、ストーリーに関係のない寄り道ダンジョンもたくさん用意されていて、リヴァイアサンが仲間になるドールの湖、バハムートが仲間になるバハムートの洞窟、最強クラスの装備やジョブが解放される禁断の地エウレカ、海底洞窟、サロニア地下迷宮など様々な場所を訪れることができ、「それらを見つけるのもRPG」と再認識させてくれた。
オーディンの強さには驚いた、、、、!
「オニオン装備集め」というやり込み要素

今作にはレベル上げや熟練度上げといった、探そうと思えばやり込み要素がたくさんあるが、その中でもオニオン装備集めは大変だったけど非常に楽しかった。
これはたまねぎ剣士のみが装備できる最強装備シリーズで、ラストダンジョン前のクリスタルタワーに超低確率で出現する三色ドラゴンが超低確率でドロップする。
これらを装備することで通常攻撃で簡単にカンストに近いダメージを叩き出せる上に、被ダメージもほとんどゼロ、状態異常は全て無効という完全無双要塞が誕生する。その時の達成感は何もにも例え難いものだ。
正直、この装備がなくてもクリアには何ら問題ないんだけど、「より高みを目指したい人」向けにこのようなレアアイテムも用意されている。
個人的にこういう隠し要素も遊び尽くしたいタイプの人間なので、そういう人にはグッドな作品と言える。
その他、キングベヒーモスから低確率で入手できる強力な「守りの指輪」が用意されていたりと、たくさんの遊びが用意されている。
相変わらずBGMが神ってる

本作も例に漏れず植松伸夫氏作曲によるBGMが使用されているが、相変わらずどれも名曲揃いであり、どの場面場面にもマッチした楽曲が展開する。
個人的に言わずと知れたフィールドでの名曲『悠久の風』『バトル1』を始め、『エンタープライズ空を飛ぶ』『水の巫女エリア』『クリスタルタワー』『禁断の地エウレカ』など、大好きな曲揃い。
この作品を遊びながら、「あぁ〜、またシアトリズムで遊びたくなってきた」って思ったのは俺だけじゃないはず。
悪かった点
分かりやすいストーリーが故に内容が薄め

今作のストーリーは光の戦士となった4人の主人公が崩壊寸前の世界を救うべく立ち上がる内容で非常に簡単であり、、子供たちに分かりやすいと思われる。
しかも少しずつ広大な世界へ広がって行くという流れはワクワクさせてくれる。
ただし、主人公は4人はプレイヤー自身であるが故にバックボーンが描かれないため、FF2のフリオニールたちに比べると感情移入がしにくいという点が挙げられる。まぁこれはFF1でも全く同じなんだけど。
さらに物語の展開もかなり単調で、基本的にはクリスタルタワーを探す→ボスを倒す→次の大陸へといった流れが終始続く。
味方の裏切りや敵のバックボーンもほとんどなく、シナリオのメリハリは皆無。結局、ラスボスが何者だったのかもよく分かってない。
ただし、「ゲームにストーリー性なんていらん!!さっさと遊ばせろ!!!」って人にはめちゃくちゃ合う作品だと思う。
一方で、一時的に仲間に加わる(戦闘には加わらない)サブキャラクターたちはかなり魅力的で、彼らがFF3全体のストーリーを彩っていると言っても過言ではない。
総評

てことで以上が、FF3に対する個人的なレビューでございました。
俺はかなりの良作だと思うんだけど、やはり人を選ぶかな〜ってのが率直な感想。
転職システムが好きなプレイヤーはかなり楽しめると思うんだけど、FF4以降のドラマチックなストーリー展開が好きなプレイヤーには合わない作品かも知らない。
その他、FF1やドラクエ1といったシンプルなRPG好きにはオススメと言える。
俺はFF8から入った人間なので、どちらかと言うとストーリー重視派だったから今作を敬遠してたんだけど、初めてプレイしてみて「本当に好きな作品」だと感じた。
FFファンなら、「歴史を踏みしめる」という意味も込めて是非プレイしてもらいたいなって思う。