ディディーコングは『スーパードンキーコング』に登場する、ドンキーコングの親友であり、相棒。
小柄で軽快な動きが特徴のチンパンジーで、ドンキーがパワー担当ならディディーはスピード担当だ。
若さゆえに調子に乗りやすいが、その愛らしさと頼もしさでシリーズの人気キャラとなっている。
基本情報
キャラクター像
特徴
ドンキーと同じくイニシャルが『DK』になるように名付けられている説。以降の主人公もイニシャルがDKになる。
赤いキャップを被り、星が描かれた赤い上着が特徴的な小型の猿。チンパンジー??身のこなしが速いスピードスターで、まさにサル界の赤星憲広。
一人称はキャラにぴったりな「オイラ」。
また、軽快な動きと抜群の操作性を誇るキャラクター。彼の特徴は、小柄な体型を活かした素早いアクションと、アクロバティックな動きにある。
よって、非常に使いやすいキャラクターであるため初心者にもオススメであり、「気が付けばステージのクリアアイコンの全てがディディーで埋め尽くされていた」なんてことも。
エンディングを迎えて、「あっ、そういえばドンキーもいたんだ」ってなる人もいたり、『ディディー=ゲームオーバー』という考えを持つ人はディディーからドンキーに切り替わった瞬間に落とし穴にローリングダイブする者もいるとかなんとか…。
それだけディディーは非常に操作性の高いキャラクターだということだ。
ただし、パワーがないため倒せない敵もいたりするので要注意。
性格
無邪気でポジティブ
ディディーは、どんなときでも明るく元気。落ち込むことがあってもすぐに立ち直り、また走り出す。気持ちの回復速度もスピードスター。
例えば、ドンキーがミスしても「俺がなんとかするよ!」みたいなノリでフォローしようとするけど、ちょっと空回りするのが可愛いポイント。
調子に乗りやすい
若さゆえの勢いがあり、「俺に任せて!」と突っ込んでは失敗するタイプ。でも、そんな姿がプレイヤーに「頑張れ!」と応援される理由でもある。
例えるなら、「初めてバイクに乗った大学生」。カッコつけて調子に乗るけど、やっぱりスピードの出し過ぎで転ぶ、みたいな感じ。
仲間思いな一面も
ディディーはドンキーを尊敬している親友ポジション。ドンキーがピンチのときには、「俺が助ける!」と全力でサポートに回ったり、助けに行くことも。
自分は小柄で力も足りないけど、必死に頑張ろうとする姿が応援したくなる。
ドンキーとの比較
ディディーコングは、スピードとジャンプ力を武器にした「技のスペシャリスト」。彼の動きは軽やかでスムーズなので、ステージ攻略の効率を上げたいときに大活躍するぞ。
圧倒的なスピード
ディディーはチームのスピード担当。ドンキーと比べて動きが素早く、ダッシュも滑らかで操作性が抜群!敵の攻撃をかわしながら駆け抜けるのが得意で、テンポの良いプレイが楽しめる。
また、水中を泳ぐスピードも速い。
ドンキーが「重戦車」なら、ディディーは「スポーツカー」。スピードで勝負するならこいつだ!
高いジャンプ力
ジャンプ力が高く、滞空時間も若干長いのがディディーの強み。ドンキーでは届きにくい足場もディディーなら余裕で行ける。
狭い足場や、敵を避けるための空中アクションが必要な場面で真価を発揮。
アイテムの取り逃がしを防ぐためにも、ディディーのジャンプ力はしっかり活用したい!
タルを持つスピードが速い
ディディーはドンキーよりもタルを持ち上げるスピードが速い。そのため、敵に素早く投げつけたり、隠し部屋の発見がしやすい。
タルを使った戦闘では、ドンキーよりもディディーの方がストレスなく扱える場面が多い。また、タルを持った時の当たり判定が横なので、突進して来る敵に滅法強い。
タルを体いっぱいで抱える姿はめちゃくちゃ可愛いので必見。
初心者でも扱いやすい
速さとジャンプ力が武器であるため、操作のミスをカバーしやすい。よって初心者にもかなり扱いやすいキャラクターだ。これがディディーの最大の特徴だろう。
落下しそうな場面や敵の多いエリアでも、ディディーなら軽快な動きでフォローできる。
アクションと得意技
ロールジャンプ
ディディーの代名詞とも言える技。ローリングアタック中にジャンプを繋げることで、通常では届かない距離を飛び越えられる。
広い穴を越えたり、崖の間に置かれたアイテムを回収しやすい。
ドンキーもできるっちゃできるんだけど、ジャンプ力が低いため扱いにくい。
タル投げ
タル投げはコング全般の得意技だが、前述の通りディディーはタルを持ち上げて投げるスピードが速い!これにより、敵に素早く攻撃できたり、隠し部屋を発見するのに便利。
ディディーの素早さを活かして、タルを連続で投げることで敵をまとめて処理するのが気持ちいい。
対ボス攻略法
クイーン・ビー
ディディーの性能が最も活きるボス戦と言ってもいい。
クイーン・ビーに攻撃が当たる場合は、横移動をして突っ込んでくるので、ディディーでタルを抱えて待っているだけでダメージを与えることができる。
無敵状態からの上下の高速移動も、ディディーのスピードなら避けやすい。
豆知識
他作品への出演
ドンキーコングの生みの親は言わずと知れた宮本茂氏すなわち任天堂であるが、ディディーを含むそれ以外のキャラクターは開発元のレア社がデザインしている。
その関係もあるのか、ドンキーコング以外のキャラクターが任天堂の他作品に出演することが極端に少なかった。
しかし、レア社がマイクロソフトに売却されたことを機に、任天堂はドンキーコングシリーズのキャラクターの版権を買い戻す。それ以降、ディディーは任天堂の派生作品にも多く見られるようになった。
キャップのデザイン
ディディーの特徴はなんといっても頭に被る赤い帽子。
以前は無地の帽子だったが、現在は正面に「Nintendo」のロゴがデザインされている。
任天堂「ディディーは俺たちのキャラやで!!」