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【特集】PlayStation 5とは?特徴・性能・コントローラー・転売問題までまるごと解説

この記事は約30分で読めます。
  • 開発元:ソニー・インタラクティブエンタテインメント
  • 種別:据え置き型ゲーム機
  • 発売日:2020年11月12日
  • 前世代ハード:PlayStation 4

2020年11月に発売されたPlayStation 5/プレイステーション5(PS5)は、ソニーの家庭用ゲーム機「プレイステーション」シリーズ第5弾モデル。

従来のPS4から飛躍的な進化を遂げており、超高速SSDによる圧倒的なロード時間短縮、新コントローラー「DualSense(デュアルセンス)」がもたらす未体験のプレイ感覚、そして3Dオーディオ技術による没入感など、その進化はまさに次世代に相応しい。

この記事では、PS5本体のデザインやスペック、システム面の進化、DualSenseコントローラーの特徴、開発の歴史、発売当初の反響と転売問題、さらにゲーム業界や文化への影響まで、幅広くわかりやすく解説して行く。

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第1章:デザインとスペックの特徴

圧倒的存在感の外観デザインとサイズ

まず目を引くのは、PS5本体の外観デザイン。白と黒のツートンカラーに曲線を多用したフォルムは、「流線型の未来的デザイン」と表現され、ゲーム機として非常に攻めた外観になっている。

従来のPlayStationハードと一線を画す大胆なデザインですが、空気力学的な要素まで考慮して作り込まれているようで、その独創性が評価されている。

本体サイズは歴代PlayStationの中でも最大級で、「想像以上に大きい」という声も多く、自宅に置くと相当な存在感を放つ。

ディスクドライブを搭載したスタンダードモデルと、ドライブ非搭載のデジタル・エディションの2種類があり、デジタル版は物理メディアを使用しない代わりに価格が安くややスリムになっている。

本体前面には電源ボタンとディスクイジェクトボタンのみのシンプルな構成で、背面・前面合わせてUSBポートが計4つ(前面にType-AとType-C各1、背面にType-A×2)用意され拡張性も十分。

内部構造と静音・冷却機構

PS5は内部構造にも工夫が凝らされている。両側面の白いサイドパネルは簡単に取り外し可能で、内部の掃除やストレージ増設がしやすい設計

パネルを外すと巨大な冷却ファンが姿を現し、効率的に排熱するための冷却機構が備わっていることが分かる。

さらに従来のシリコングリスの代わりに液体金属(リキッドメタル)をCPUとヒートシンク間の熱伝導材として採用しており、家庭用ゲーム機として初の試みながら高い放熱性能を実現した。

この液体金属のおかげで、約250Wもの消費電力の高性能APUを搭載しつつ本体サイズを抑えることに成功している。

冷却性能の向上に伴い、静音性もPS5の大きな特徴となっている。実際にPS5を起動してゲームを遊んでみると、ファンが駆動しているにもかかわらず「ほぼ無音」と言っていいほど静かで、筆者も驚かされた。

高速なSSDを採用した恩恵で駆動音が抑えられていることに加え、ファンや放熱設計に相当な配慮がなされている模様。

ブルーレイディスクをドライブに入れた場合はさすがに多少の作動音こそ発生するが、それでも前世代機(特に負荷時にファンが轟音を立てがちだったPS4)に比べれば格段に静かで、深夜のゲームプレイでも周囲を気にせず集中できるレベル。

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第2章:システム面の進化、快適さと表現力が飛躍

Demon’s Souls

PS5ではハードスペックの向上に伴い、システム全体でのユーザー体験(UX)が大きく向上している。

この章では、ロード時間の短縮やグラフィック表現、ユーザーインターフェース、過去ソフトとの互換性など、システム面での進化に焦点を当てて行く。

爆速ロードを実現する超高速SSD

PS5最大の売りの一つが、ロード時間の劇的な短縮従来のHDDに代わり搭載されたカスタムSSDは、読み書き速度が飛躍的に向上した。その速度たるや「PS4のロードを1分待つところがPS5ではわずか数秒」というレベル。

例えば、PS4の人気ゲーム『Marvel’s Spider-Man』でファストトラベル(高速移動)を行った場合、PS4 Proでは約15秒かかっていた処理が、PS5の開発機では0.8秒で完了したというエピソードがある。

これは約19倍もの高速化であり、まさに「ゲーム体験を根本から変える真のゲームチェンジャー」だと開発陣も語っている。

SSDの威力により、ゲーム起動時のロゴ表示や長いロード画面で待たされるストレスは大幅に軽減された。オープンワールドの広大なマップ移動や、チェックポイントからのリスタートも瞬く間に完了する。

実際、PS5ローンチタイトルに内包されたデモゲーム『ASTRO’s PLAYROOM』では、各ステージの開始が一瞬で行われ、その速さに驚かされる。また大作ゲームでも、ステージ間のロードがほぼ存在しないものが増えている。

開発者たちは従来、プレイヤーを待たせないようロゴ画面やエレベーター移動の演出でロード時間を隠す工夫をしてきたが 、PS5ではそうした「ごまかし」すら不要になりつつある。

超高速SSDこそPS5が生んだ新たなゲーム体験の土台であり、開発チームも「次世代モデルの鍵となる要素」と位置付けていた。

さらにPS5はストレージの拡張にも柔軟に対応している。内部の空きスロットにPCIe 4.0対応のM.2 NVMe SSDを増設可能で、将来的に容量不足を感じたら自分で高速SSDを追加できる設計になっている。このように高速かつ拡張自在なストレージ周りの進化は、ゲーマーにとって大きな恩恵と言えるだろう。

圧倒的に進化したグラフィック表現

ハード性能の向上により、グラフィック面も大きく飛躍した。PS5では4K(UHD)解像度でのゲームプレイが標準となり、多くのタイトルが美麗な4K映像に対応している。

しかも、最大120fpsの高フレームレート描画も可能なため、対応タイトルでは非常に滑らかな動きを表現できる。PS4世代では1080pや30fpsが一般的だったため、解像度・フレームレートともに大幅な向上と言える。

特筆すべきは、新たにリアルタイムレイトレーシング(Ray Tracing)という光の描写技術に対応したこと。これは光の反射や陰影を物理法則に近い形でシミュレートするもので、ハリウッド映画のCGにも使われる高度な技術。

PS5のカスタムGPUはこのレイトレーシング処理をハードウェアレベルでサポートし、ゲーム内でのリアルな光の表現が可能になった。

例えば、ガラスや水面への映り込み、金属表面の反射、光が差し込む粒子の描写などが格段にリアルになる。また、この技術は視覚面だけでなく音響面(音の反響や遮蔽のシミュレート)にも応用できるとされ、臨場感アップに一役買っている。

PS5の性能はハイエンドPCに迫るとも言われ、実際に市場価格10万円級のPC用GPU「RTX 2080」に匹敵すると評価する声もある。もちろんPCと単純比較はできないが、据置機でこれほどのグラフィックが手軽に楽しめる意義は大きい。ローンチ時には『デモンズソウル』リメイク版がレイトレーシング対応美麗グラフィックで登場し、その映像美は大きな話題となった。

またPS5専用タイトル『ラチェット&クランク パラレル・トラブル』では、SSDとGPU性能を活かし異次元へ瞬時に移動するダイナミックな表現が実現しており、「ゲームと映画の融合」と評されるほどリッチな映像演出が可能になっている。

刷新されたユーザーインターフェース(UI/UX)

PS5ではシステムのユーザーインターフェース(UI)も一新され、使い勝手が向上している。起動するとまずPSロゴが表示され、驚くほどあっという間にホームメニューが立ち上がる(電源オフの状態から約22秒、レストモードからは約14秒で起動完了との計測結果がある)。

ホーム画面のレイアウトはPS4の「クロスバー」スタイルを踏襲しつつ洗練されており、画面上部に横一列でゲームやアプリのアイコンが並ぶデザインとなっている。

初期状態では一番左にPlayStation Storeが統合表示され(PS4では独立したアプリでしたがPS5ではシームレスに統合)、その右に最近遊んだゲームが順に並ぶ。

ゲームやアプリを選択すると背景にそのコンテンツの画面が大きく表示され、関連情報や進行状況「アクティビティ」カードなどが下部に表示される仕組み。

また、PS5では新機能としてゲーム中にコントロールセンターを呼び出すことができる。コントローラーのPSボタンを軽く押すと画面下部にメニューがポップアップし、音量調整・フレンド管理・コントローラー設定・電源オプションなどによく使う項目に即アクセス可能。

ゲームを中断せずに各種設定を変更できるため非常に便利です。さらに「アクティビティ」機能では、プレイ中のゲームの特定ステージ進行度や達成状況をカード形式で確認・ジャンプでき、攻略ヒント映像(一部PS Plus加入者向け機能)をピクチャーインピクチャーで表示することも可能。

画面録画・スクリーンショット機能も強化されており、DualSenseの「クリエイトボタン」(従来のシェアボタンに相当)ひとつで簡単に高解像度の映像や画像を保存・共有できる。

全体として、PS5のUI/UXはPS4から大幅に磨き上げられ、スタイリッシュかつ直感的になった。操作のサクサク感、洗練されたデザイン、各種新機能の追加によって、ゲームプレイ以外の面でも世代の進歩を実感できる。

PS4タイトルとの後方互換性

次世代機に乗り換える際に気になるのが、前世代のゲーム資産が引き継げるかどうか、つまり後方互換性(バックワードコンパチビリティ)である。PS5はこの点において、PS4との高い互換性を確保しているのが大きな強み。

SIEによれば、PS5は4,000本以上に及ぶPS4ゲームの「圧倒的多数」に対応しており、手持ちのPS4ソフトのほとんどをPS5上でそのままプレイ可能。実際、発売当初に公式発表された非対応PS4タイトルはごく一部(10タイトル程度)に留まった。

お持ちのディスク版PS4ゲームはPS5(標準モデル)のディスクドライブに入れればインストール・起動でき、ダウンロード版ゲームもPSNアカウント経由でPS5に再ダウンロード可能。

さらに嬉しいのは、対応するPS4ゲームであればPS5の性能によって動作が高速・滑らかになる場合があること。例えば、フレームレートが安定したり、高解像度化パッチが提供されたりと、より快適・高品質に旧世代ゲームを楽しめる。

PS4のセーブデータ移行もネットワークまたはUSB機器を使って簡単に行え、ゲームの続きをPS5でスムーズに再開できる。

ただし注意点も少しある。PS5用コントローラー(DualSense)は基本的にPS5用ゲームでしか使えずPS4ゲームを遊ぶ際にはDualSenseでもプレイ可能だが、一部特殊周辺機器(PS4向けのVR用コントローラーや専用コントローラーなど)は互換性の制限がある。

またPS3/PS2/PS1など過去世代のソフトは原則として直接の互換性はなく、クラウドサービス「PS Plus プレミアム」のストリーミングやリマスター版に頼る形となる。

しかし少なくともPS4世代の遺産がそのまま活用できる点で、PS5移行のハードルは大きく下がった。「99%のPS4ゲームがPS5で動く」との公式コメントもあり 、発売当初からこの互換性はゲーマーにとって大きな安心材料となった。

3Dオーディオによる没入感の強化

視覚や操作面だけでなく、音響面での進化もPS5の重要な要素です。PS5には「Tempest 3D AudioTech」と呼ばれる立体音響エンジンが搭載されており、対応タイトルでは従来のサラウンドを超えた精密な3Dオーディオが楽しめる。

これは、ヘッドセットや対応スピーカーを使うことで、ゲーム内の音源が上下前後左右あらゆる方向から聞こえるようになる技術。

例えば、ホラーゲームで背後から忍び寄る足音の方向がはっきり分かったり、FPSゲームで敵の位置を音だけで正確に察知できたりする。PS5発売当初のタイトル『バイオハザード ヴィレッジ』では風の音や床のきしみが立体的に聞こえ、没入感が飛躍的に高まると評判だった。

またレイトレーシング技術との組み合わせで、音の反響や遮断もリアルにシミュレートでき、ゲーム世界に「その場にいる感覚(プレゼンス)」をもたらしてくれる。

3Dオーディオは特別な機器なしに手持ちのヘッドホンで体験できるよう工夫されているため、誰でも比較的気軽に恩恵を受けられる点も魅力。

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第3章:DualSense™ワイヤレスコントローラーの特徴と体験

PS5と同時に登場した新しい純正コントローラー「DualSense(デュアルセンス)」は、プレイヤーのゲーム体験を大きく進化させるキーデバイス。

歴代PlayStationのコントローラー「DualShock」シリーズの基本デザインを引き継ぎつつ、名称が示すとおり“感覚(Sense)”の部分で斬新な機能を多数搭載している。

DualSenseの主な新機能

  • ハプティックフィードバック(触覚フィードバック)
    • 従来の単純な振動では表現しきれない繊細な振動を実現。左右別々の振動や強弱の幅が格段に広がり、砂の上を歩く感触やキーボードを打つ微振動まで再現可能 。
  • アダプティブトリガー(適応トリガー)
    • L2/R2トリガーボタンの押し込みに応じて可変の抵抗力が発生。引き金を引く感覚や弓を引き絞る重さなどを指先に伝え、押し込み具合を繊細にコントロール可能 。
  • モーションセンサー
    • 6軸検出システム(ジャイロスコープ+加速度計)により、コントローラーの傾きを感知。コントローラーを傾ける直感操作が可能で、ゲーム内の視点移動や体感操作に利用される。
  • 内蔵マイク&スピーカー
    • コントローラー本体にマイクとモノラルスピーカーを内蔵。ヘッドセットなしでボイスチャットができ、さらにマイクを使って息を吹きかけるといったユニークな操作にも対応 。
  • タッチパッド
    • DualShock4にも搭載されていた中央のタッチパッドを継承。指でスワイプしたりクリックしたりする操作に対応し、ソフト次第でメニュー操作や文字入力などに活用される。
  • その他
    • 従来通りの振動モーター機能(大幅強化済み)、加速度センサー、ライトバー(光るバー)も備えている。バッテリー容量もDualShock4より増加し長時間プレイに耐えられるよう改良されている。

上述のように、DualSenseは非常に多機能で、ほぼ歴代のあらゆるコントローラーの要素を1つにまとめたような贅沢な作りになっている。

ハプティックフィードバックが生む新次元の振動体験

DualSense最大の目玉機能の一つがハプティックフィードバック。従来のコントローラーにも振動機能自体はあったが、DualSenseではまったく別次元の繊細さを持っている。

その違いは実際に体感してみると歴然で、あるゲームライターは「正直、触るまではナメていたが、本当に振動の表現が繊細になっていて驚いた」と述べている。

たとえば『ASTRO’s PLAYROOM』では、主人公のロボットが金属の床から砂地に移る場面で、足裏の感触が振動で伝わって来る。砂のザラザラ感と金属の硬さが明確に区別でき、「今どんな地面を踏んでいるか」が手のひらで感じ取れる

また振動の強弱だけでなく、左右の振動の差や移動も表現できるため、「右側から大きく揺れる感覚」「小さな振動がだんだん近づいてくる感覚」なども掴める。高精度ゆえに、逆に「これまでの振動はなんて大雑把だったのか」と実感させられるほど。

触覚へのアプローチとして、コントローラーというデバイスの限界に挑んだ技術と言える。

ゲーム側でも工夫次第でさまざまな演出が可能で、たとえばホラーゲームで心臓の鼓動に合わせた微かな振動を伝えたり、レースゲームで路面の感触をタイヤ越しに感じさせたりと、ゲームへの没入感を触覚で高める余地が広がった。

コントローラーが消えて、自分が本当にその場にいるように感じさせる」――DualSenseのハプティック技術には、そんな開発コンセプトも込められている。

アダプティブトリガーが可能にする臨場感

もう一つの革命的機能がアダプティブトリガー。これはコントローラー上部のL2・R2トリガーボタンに内蔵された機構で、ゲーム内の状況に応じてトリガーの押し心地(抵抗力)が変化する。

例えば、弓を引く動作では、最初はスッと引けても途中からグッと重くなり、限界まで引き絞ると震えるような抵抗が指に伝わる。

また銃の引き金では、発砲時に「ガツン」と反動の抵抗を感じたり、ジャム(弾詰まり)を再現してトリガーが途中までしか引けなくなる表現も可能。

実際、内蔵ゲーム『ASTRO’s PLAYROOM』では、このアダプティブトリガーを活用してジェットパックの噴射を操作する場面がある。トリガーを少しだけ引くと弱く噴射し、深く引くと強く噴射するのだが、その「微妙な押し込み加減」を物理的な抵抗の変化で感じ取れるため、繊細な噴射コントロールがとてもやりやすい。

これは、従来ならトリガーの浅押し・深押しを自分の指の感覚だけで調整していたところを、DualSense側が程よい抵抗をフィードバックしてくれることで、狙った押し込み具合に合わせやすくなっていると言える。

レースゲームでも恩恵は大きい。アクセルやブレーキ操作にトリガーを使うことが多いが、アダプティブトリガーによりアクセルの踏み込み量をこれまで以上に繊細に調整できたり、ブレーキ時にタイヤがロックする感触(ABSの効き)を指先で感じたりできる可能性がある。

実際にDualSense対応パッチが配信されたタイトルもあり、たとえば『グランツーリスモ7』ではABS発動時のブレーキペダルの振動をR2トリガーの振動で再現していて「本物の車のようだ」と評判です。

アダプティブトリガーはゲームへのフィードバック手段として新境地を開いた。緊張感の演出や、操作ミスの抑制、より直感的な操作感に繋がり、PS5ならではの体験を支える重要な要素と言える。

その他の機能と総合的な印象

DualSenseには他にもモーションコントロール(コントローラーを傾けて操作)や内蔵マイクなど、多彩な機能が詰め込まれている。

モーションセンサーはPS4のDualShock4にもあったが、DualSenseでも健在で、一部ゲームではコントローラーを傾けて車のハンドル操作をする等の遊び方ができる。

内蔵マイクは手軽にボイスチャットを楽しめるメリットがある。ヘッドセットが手元になくても、コントローラーさえあればフレンドとボイスチャットで会話しながらゲームを進められる。

ちょっとだけ話しながら協力プレイしたい」といった際にも便利ですね。また、マイクを利用して実際に息を吹きかけるというユニークな操作も可能(ファミコンのマイク機能を彷彿とさせる懐かしい遊び)。

総合すると、DualSenseコントローラーは「ゲームへの没入感」を飛躍させるためのガジェットだと言える。その多機能ぶりには驚かされるものがあるが、それらが無理なく一体化され、なおかつデザインもスタイリッシュにまとめられている点にソニーの設計力を感じる。

実際に触れてプレイしてみると、PS5が単なるマシンスペック向上だけでなく、「触覚」や「操作感」といった人間の五感に訴える進化を遂げたことに感動するはず。

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第4章:PS5開発の歴史・発表から発売まで

最新技術を満載したPS5ですが、その開発にはどんな背景があったのだろうか。ここではPS5の開発の歴史と、公式発表までの歩みを振り返って行く。

「革命」を目指したコンセプト作り

PS5の開発は、PS4発売から数年後の2015年頃にはスタートしていた。リードシステムアーキテクト(主任設計者)を務めたマーク・サーニー氏は、当初から「進化(Evolution)ではなく革命(Revolution)を起こす次世代機にしたい」と意気込んでいたという。

PS4 ProやXbox One Xのようなマイナーアップグレードではなく、ゲーム体験に根本的な変化をもたらす真の世代交代を目指した。

サーニー氏は次世代機の開発にあたり、世界中のゲームデベロッパーたちから要望をヒアリング。そこで多くの開発者が口を揃えて訴えたのが、「無理だとは思うが、ぜひSSDを採用してほしい」という願いだった。

当時、ゲームソフトの大容量化によりHDDではロードに時間がかかりすぎる問題が顕在化しており、オープンワールドゲームの高速移動で1分近いロードが発生することも珍しくなかった。この「ロード時間」という根深い課題を一挙に解決する鍵がSSDだったのである。

もちろんSSD自体はPCなどで普及し始めていたが、コストや容量の問題からゲーム機に搭載するハードルは高いと見られていた。それでもSIE(ソニー・インタラクティブエンタテインメント)は「真の意味でのゲームチェンジャー」としてSSDを次世代機の核に据える決断を下す。

従来のどんなPC用SSDよりも高速な特別仕様のSSDを開発し、周辺のI/Oインターフェースやソフトウェアスタックも最適化することで、ゲームデータのストリーミング速度を飛躍的に高める計画が立てられた。

一方で、CPUやGPUといったコアスペックも大幅強化が図られた。AMDとの協業で、第3世代Ryzenベースの8コアCPUとRDNA2ベースのGPUを採用することが決まり、レイトレーシングや3Dオーディオへの対応も盛り込まれた。

PS4発売時にサーニー氏が心残りだったという「音響面の進化」も、PS5ではハードウェアのかなりの部分を割り当てて劇的に向上させる方針が取られた。

こうして「ロード時間ゼロ」「超高精細グラフィック」「立体音響」「新コントローラーによる触覚体験」といった複数の革命的要素を実現すべく、PS5の設計が進められていったのである。

情報公開と発売までの歩み

2019年

PS5に関する最初の公式な情報公開は、意外にも早く2019年4月に訪れた。この月、アメリカのテクノロジー誌 WIRED の独占インタビュー記事で、ソニー次世代機の存在とその概要が報じられた。

記事では名前こそ「PS5」と明言されなかったものの、レイトレーシング対応のカスタムGPUやSSD採用、3Dオーディオ対応などのキーワードが提示され、業界に大きな衝撃を与えた。

この新ハードは単なるアップグレードではなく、全く新しいゲーム体験をもたらす革命的マシンになる」と紹介され 、ゲーマーの期待が一気に高まったのを覚えている。

その後、正式名称が「PlayStation 5」であることや発売時期(2020年年末商戦)がアナウンスされ、2020年に入ると徐々に情報が解禁されて行く。

2020年

2020年1月にはラスベガスで開催された家電ショー「CES 2020」にSIE社長のジム・ライアン氏が登壇し、PS5の公式ロゴマークがお披露目された。シンプルに「PS5」と描かれたロゴだが、この発表はSNS等でも大きく拡散され、PS5への注目度がますます高まる。

2020年3月には、GDC(ゲーム開発者会議)向けに予定されていた技術解説講演がオンラインで公開され、マーク・サーニー氏自らがPS5の詳細なシステムアーキテクチャを解説した。

ここでは高速SSDの仕組みや後方互換の対応状況、Tempest 3Dオーディオエンジンの原理などが語られ、スペックに関する疑問点が一通り明らかになった。

開発者向けの専門的な内容が多かったものの、一般ユーザーもライブ配信を視聴し、「SSDヤバい」「レイトレ対応嬉しい」など多くの反響があった。

2020年6月、いよいよPS5本体と対応タイトルのお披露目イベント「The Future of Gaming」がオンライン開催される。当初6月5日の予定が諸事情で1週間延期され、満を持して6月12日早朝(日本時間)にストリーミング配信が行われた。

この映像イベントではなんと28本ものPS5対応ソフトが次々と発表され、ファンを驚かせた。『Marvel スパイダーマン:マイルズ・モラレス』や『バイオハザード ヴィレッジ』『Demon’s Souls』(デモンズソウル リメイク)など注目作が目白押しで、会場(配信上)のボルテージは最高潮に。そしてイベント最後にはついにPS5本体の外観デザインが初公開された。

白と黒のツートーンで曲線的な縦長デザイン、そしてUltra HD Blu-rayドライブ有無の2バージョン展開が明らかになると、SNS上でも「カッコイイ!」「思ったよりデカそう」「デジタル版安そうでいいな」など大いに盛り上がった。

その後、秋には発売日や価格、予約情報が発表された。日本では2020年11月12日に発売されることが決定し(北米も同日、欧州は1週間後)、価格はスタンダードモデルが税抜49,980円(税抜)・デジタルエディションが税抜39,980円と発表された(日本国内価格。海外では各499ドル/399ドル) 。

コロナ禍ということもあり予約は主にオンライン抽選で行われたが、想像以上の応募が殺到し開始直後に各サイトが繋がらなくなる事態も発生する。こうして迎えた発売当日、PS5は全世界で同時期にローンチを果たした

ソニーが公表したところによれば、PS5は発売直後に米国史上最速の売れ行きを記録し、わずか数ヶ月で世界累計1,000万台を突破するという歴代最速ペースで普及していった(ただしその裏で深刻な品薄・転売問題も発生。この件については次章で)

開発初期から掲げられた「革命を起こす」というビジョンは、こうして現実のものとなった。PS5の誕生ストーリーには、技術者たちの挑戦とゲーム業界の期待が詰まっていた。

そして発売後の現在も、PS5は進化を続けゲーム文化に影響を与えている。次に、その発売当初の反響や社会現象、そしてゲーム業界・文化への影響について見て行こう。

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第5章:発売当初の反響と深刻化した転売問題

空前の盛り上がりと品薄状態

2020年11月、ついに発売日を迎えたPS5。ゲームファンの熱狂ぶりは凄まじく、コロナ禍で店頭販売が限定的だったにもかかわらず各所で熾烈な争奪戦が繰り広げられた。

発売当初は世界的な半導体不足の影響で生産台数が需要に追いつかず、PS5を手に入れたい人々による熾烈な争いが起きた。

日本でも大手量販店は抽選予約方式を採用したが、当選倍率が数十倍に達するケースもあった。例えば、ヨドバシカメラの最初の抽選では最高91倍もの倍率となり、PS5の注目度の高さがうかがえる。

店頭販売を実施した店舗では長蛇の列や混乱も見られた。発売日当日、一部ショップでは整理券を求める人々が早朝から押し寄せ、入荷台数の少なさに落胆の声も聞かれた。

またオンライン予約ではサーバーがダウンする事態も発生し、予約開始から数分で完売というケースがほとんどだった。グローバルでもPS5は史上最速ペースで売れていたものの、常に供給不足がつきまとい「買いたくても買えない」状態が長く続いた。

過熱する転売ヤーと対策

こうした品薄状態に追い打ちをかけたのが、転売ヤーの存在。ごく少数のPS5在庫を狙って、自動購入ボットなどを駆使して買い占める転売業者が横行した。

彼らは手に入れたPS5をフリマサイトやオークションに法外な高値で出品し、大きな社会問題となった。

実際、予約開始直後からAmazonマーケットプレイス等に定価の数十倍という価格でPS5が出品される事態となり、Amazon側がマーケットプレイスでのPS5出品を一時停止する措置を取るほどだった。

中には「39万8000円」「49万8000円」といった桁を一桁間違えたかのような悪質な高額転売も見られ、ネット上でも批判が噴出した。

国内のフリマアプリ「メルカリ」やヤフオクでも高額転売品が多数出回り、「抽選販売だから一人で大量購入は難しいはずなのにおかしい」との指摘もあった。

実際には家族知人総出で抽選に応募したり、不正な手段で複数当選枠を確保したりする転売グループも存在した模様。

一部の悪質な転売ヤーは偽の出品(受注生産のように見せかけて高額予約を募る詐欺まがい)も行っており、ソニーや有志メディアが「転売品には手を出さないように」と注意喚起記事を出す事態にもなった。

小売店側も対策に乗り出した。ジョーシンやビックカメラでは自社クレジットカード会員に限定した抽選販売を実施するなど、転売目的の応募を排除しようと試みている。

ノジマ電機では「購入者の名前をPS5の外箱に記名する」というユニークな転売防止策も話題になった。ヨドバシカメラでは2021年1月、同社クレカ会員限定で秋葉原店にて店頭販売を行ったが、開店と同時に人が殺到しカウンターが破損、警察沙汰になる騒ぎとなり販売中止に追い込まれている。

このようにPS5の入手を巡る混乱は、発売直後の社会現象と言えるレベルであった。

現在の状況とソニーの対応

発売から2〜3年が経過した2023年頃になると、ようやくPS5の供給不足は改善され始めた。ソニーは2023年1月のCESカンファレンスで「今後は徐々に品薄が解消する」と宣言し 、実際に同年中頃から店頭でもポツポツ在庫を見かけるようになった。

もう供給に問題なし!」とソニー幹部が胸を張ったとの報道もあり 、長く続いた入手難はほぼ解消されたと言える。事実、2023年7月時点で全世界累計4000万台以上のPS5が販売されたと発表されており 、多くのプレイヤーが次世代機を手にするに至った。

ソニーは不足期間中、増産のために部品の調達先拡大や物流確保に注力し、必要に応じて空輸も行うなど対策を講じていたとされている。

また、2023年末にはPS5の新モデルを発売し、生産効率の向上と供給安定化を図った。この新型PS5は内部構造の見直しでサイズ・重量が約30%削減され、ディスクドライブが着脱式になるなどの変更が施されている。新モデル登場に合わせ在庫も潤沢に用意され、年末商戦期には「普通に店頭で買えるPS5」となってきている。

以上が、PS5発売当初の社会的反響と転売問題の概要である。

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第6章:ゲーム業界・文化への影響とPS5の現在地

増え続けるPS5対応タイトルと新たなゲーム体験

ハードの性能が向上すれば、当然ながらそれを活かした新しいゲーム体験が次々に生まれる。PS5発売当初はPS4とのマルチプラットフォーム(縦マルチ)のタイトルが多く、純粋なPS5専用タイトルは限られていた

しかし年月とともにPS5普及が進むにつれ、PS5の能力をフルに活用した独占・専用タイトルが増えてきている。

例えば2021年発売の『ラチェット&クランク パラレル・トラブル』はPS5専用で、超高速SSDだからこそ可能になった瞬間ロード演出を前面に押し出し高評価を得た。

また2022〜2023年には『ホライゾン フォビドゥンウェスト』『グランツーリスモ7』『ゴッド・オブ・ウォー ラグナロク』『FFVII リメイク Intergrade』『FFXVI』『Marvel’s Spider-Man 2』など次々と大作が登場し、PS5のゲームラインナップは飛躍的に充実して行った。

特にMarvel’s Spider-Man 2(2023年)は発売初日に全世界で250万本を販売するという驚異的な記録を打ち立て、PS5専用ソフトの成功例として話題になった。

高精細なニューヨークの街並みをシームレスに駆け巡る爽快感や、DualSenseによる蜘蛛糸を飛ばす感触の再現など、最新ハードならではの体験が評価されている。こうした人気タイトルの牽引もあり、PS5本体も発売3年で4000万台を超える販売台数に達した。

また、インディーゲームシーンにも変化が見られる。PS5は高性能なだけでなく開発環境も洗練されており、小規模スタジオのインディータイトルでも驚くほど美しいグラフィックや高度な物理演算を盛り込めるようになった。

結果、インディーゲームのCS機版がPS5向けに最適化されるケースも増えている。例えば、美麗2Dグラフィックの探索アクション『ORI』シリーズや、ハイクオリティなホラーゲームなど、PC発のタイトルもPS5で違和感なく動作し、多くのユーザーにプレイされている。

さらにPS4時代には難しかったクロスプレイやクロスセーブといったエコシステムも整って来た。PS5ではPS4版とのセーブデータ共有や、他機種版とのオンライン対戦に対応するタイトルが増え、プレイヤーの遊び方の幅が広がっている。

PS5自体もシステムソフトウェアのアップデートで年々機能追加がされており、2022年には1440p解像度モニター対応やゲームリスト機能、2023年にはディスコード音声チャット連携など、利便性を高める改善が行われている。

このように、PS5の登場によってゲーム開発の可能性が拡大し、プレイヤーが得られる体験の質も向上して行った。

eスポーツシーンへの寄与

近年盛り上がりを見せるeスポーツの分野でも、PS5は確かな存在感を示している。特に格闘ゲームやスポーツゲームなど、コンソールを競技プラットフォームに採用するタイトルでは、大会の機材がPS4からPS5へと移行しつつある。

例えば人気対戦格闘ゲームの最新作『ストリートファイター6』(2023年発売)はPS5版が大会標準機になり、多くのプロゲーマー達がPS5で練習や大会参加をするようになっている。PS5の高速ロードや安定したフレームレートは大会運営にもメリットをもたらし、競技シーン全体の快適さ向上に繋がっている。

ソニー自身もeスポーツ分野に力を入れており、2021年には世界最大級の格闘ゲーム大会「EVO(エボ)」を共同買収して傘下に収めるという大きなニュースがあった。

PlayStationと縁の深いタイトルも多いEVOを取り込んだことで、SIEは格闘ゲームコミュニティへのサポート体制を強化している(なお、EVO自体は引き続き全てのプラットフォームに開かれた大会として運営されている )。この動きからも、ソニーがPS5世代でeスポーツを重要な市場と位置付けていることがうかがえる。

またPS5のオンライン機能には「PlayStation Tournaments(トーナメント)」という仕組みも統合され、一般プレイヤーが手軽にオンライン大会に参加できるようになった。

例えば、PS5対応のFIFA(サッカーゲーム)やFPSゲームで、公式が主催するオンライントーナメントをPS5本体からエントリー・参加できる。賞品が用意されたカジュアル大会もあり、eスポーツへの裾野を広げる試みと言える。

このように、PS5は競技シーンの土台としても定着しつつある。高性能ゆえの安定した環境はプロ・アマ問わずプレイヤーに歓迎され、ソニーの積極的支援も追い風となっている。

今後、PS5を舞台に世界的なゲーム大会やイベントがさらに増えていくかもしれない。

ゲームとエンタメの融合拡大

PS5は単なるゲーム機に留まらず、総合エンターテインメント端末としての色合いも強めている。まず、PS5本体がUltra HD Blu-rayプレーヤー機能を備えているため、4K画質の映画や映像作品を楽しむホームシアター機器として活用できる。

NetflixやDisney+、Amazon Prime Video、YouTube、音楽ストリーミングのSpotifyなど主要な映像・音楽配信サービスのアプリもPS5で提供されており、大画面テレビに繋いだPS5でゲームだけでなく様々なコンテンツをシームレスに視聴できる。

日本国内向けにも、地上波番組の見逃し配信「TVer」アプリがPS5対応するなど 、テレビ番組とゲームの境界を超えたコンテンツ消費も可能になっている。

ゲームタイトル自体のクロスメディア展開も活発化。プレイステーションの人気ゲームがハイクオリティな映像作品として制作される例が増えて行った。

PS5で遊んだゲームの世界観を映画・ドラマでも楽しめるという相乗効果で、ゲームと他エンタメの垣根はますます低くなっている。

また、PS5向けに発売されたVRシステム「PlayStationVR2」もゲームとエンタメ融合の一端を担う存在である。PS VR2はPS5の性能を活かした高品質なVR体験を提供し、ゲームはもちろんVR映像作品やVR配信イベントなど用途が広がっている。

ソニーはVRを「イノベーション」と位置付けつつも「ゲームプレイの主流にはならないだろう」と慎重な見方を示しているが、今後の発展次第では従来のゲームを超えた新しいエンタメ体験を生み出す可能性を秘めている。

PS5時代ならではのユニークな取り組みとしては、2023年に発売されたリモートプレイ専用端末「PlayStation Portal」が挙げられる。

これはPS5のゲームを手元のスクリーン付きコントローラーでストリーミングプレイできるデバイスで、自宅のWi-Fi経由でPS5にアクセスし、テレビが使えない時でも続きを遊べるというコンセプトになっている。

従来の携帯ゲーム機とクラウド技術を融合させたような試みであり、ゲームの楽しみ方が多様化していることを象徴してる。

総じて、PS5の登場によってゲームはより身近で多彩なエンターテインメントの一部となった。高品質なゲーム体験が映画や音楽と肩を並べてリビングを彩り、ゲーム発のキャラクターや物語が広く一般のメディアでも楽しまれるようになっている。

PS5がリビングに1台あるだけで、ゲームはもちろん映画鑑賞や音楽鑑賞までオールインワンで楽しめる――そんなエンタメハブとしての役割も果たし始めている。

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まとめ:PS5の歩みとこれからの展望

ここまで、プレイステーション5(PS5)の特徴や進化、歴史から影響まで幅広く見てきました。最後にポイントを振り返りながら、PS5の現在地と今後の展望についてまとめてみよう。

PS5は「スピード」「臨場感」「快適さ」の追求により、ゲーム体験を根底から革新した存在である。超高速SSDによるストレスフリーな爆速ロード、リアルな光と音響表現、そしてDualSenseコントローラーの触覚フィードバックなど、五感に訴える進化は一般ユーザーにも分かりやすい形で効果を発揮している。

PS4時代から培われた豊富なゲーム資産を互換機能で引き継ぎつつ、新世代ならではの独自タイトルが続々登場し、プレイヤーは毎日が驚きと興奮の連続だった。

発売当初こそ品薄や転売問題で入手困難だったが、現在では供給も安定しつつあり、PS5は多くのゲーマーの元へ行き渡った。2023年には待望の新型(薄型)PS5も投入され、年末商戦では「普通に店で買える」状況が現実となった。

世界累計販売台数は4000万台を超え、史上最速ペースで普及したハードとして記録にも残っている。豊富なユーザーベースの上に、ゲーム開発コミュニティもPS5の性能を活かした作品づくりに邁進しており、グラフィック・AI・物理演算などあらゆる技術面で今後さらなる飛躍が期待できる。

今後の展望として、ソニーは引き続きPS5プラットフォームを軸にゲーム事業を展開していくだろう。発売から5年近くが経過し、中盤戦に差し掛かったPS5世代ですが、今後もビッグタイトルの投入や、新たなサービス展開が予定されている。

一方で、クラウドゲーミングやリモートプレイデバイスの進化にも注目。PlayStation Portalのような試みや、PS5のゲームをクラウド経由で遊べるサービス(PSNow改めPS Plusプレミアムで試験的に展開中)など、ゲームの遊び方自体が変化していく可能性もある。

エンターテインメントとの融合という観点では、PS5を中心にメタバース的なオンラインコミュニティやVRスポーツ観戦など、新しい楽しみ方も出現してくるだろう。

ソニーは音楽・映画部門も持つ総合エンタメ企業ですから、PS5を軸にゲーム以外のエンタメコンテンツを連携させたイベントや企画が今後増えるかもしれない。

既にFortnite上でのアーティストライブや、ゲーム内アイテムとして有名映画とのコラボなどが行われているが、PS5世代ではそうした異業種コラボもよりリッチな形で実現できる土壌がある。

最後になりますが、PS5は単なる「遊ぶための箱」ではなく、ユーザーに驚きと感動を提供する体験装置だと言えるだろう。

発売から年月を経て、その価値はますます磨かれている。今後も新作ゲームやシステムアップデートを通じて進化を続け、ユーザーを楽しませてくれるに違いありません。次世代のゲームカルチャーを牽引する存在として、PS5のこれからに大いに期待しつつ、本記事の締めとする。

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